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「プーチン政権の闇」 林克明

高文研

冬になり、冷暖房費もかさむが、エネルギー供給が寸断されてより寒い状況にあるウクライナの人々を思えば、生まれてこの方ぬるい世界に生きていると思う。
戦争には何のメリットもない。彼らはどちらもクリスチャンなのだからクリスマスは矛を収めて話し合うなりできないのかとも思う。

ゼレンスキーがアメリカ議会で演説した。

彼の演説は相手国の聴衆に響くように組み立てれれているという。
今回もつかみで自由と正義でアメリカ人にとって誰も否定できないようなつかみからだった。
何より戦時下についさっきまで最前線に激励に行ったその足でやってきた勇気がかの国にとっては一番効果があるだろうと思った。

ロシア側の主張や報道は、彼らのやり方の問題もあるだろうがどうしても色が付いた形で触れることが多いと感じる。ではウクライナ側のそれは色がついていないのか、考えればわかることだ。
絶対の正義なんてない。少なくとも僕はそんなものはないと思う。

本書はロシアに長く滞在した著者によるもので、いつものごとくニュースソースは幅広く偏らずのつもりで借りてきたものだ。
内容の中心は2014年にチェチェン「戦争」から権力を固めていったプーチンのやってきたことを記述したもので、今回のウクライナ侵攻を受けて3月末ぐらいまでの情報で増補したもの。
今露わになっている大ロシア主義的なものがチェチェンで牙をむいて、プーチンがその状況を利用して権力を固めていった様子が理解できる。
チェチェンの民族をロシアが支配することをロシア国民は結果として支持したというのが重要だろう。

この流れで見れば、プーチンがなぜ今ウクライナに進行したのか理解しやすいかもしれない。
柳の下の2匹目のどじょうなのだ。
プーチン御殿が騒がれたり、あまりに露骨な暗殺もあるし、インターネットで入ってくる情報で権力基盤が揺らいだというのが一番大きいのではなかろうか。
戦争開始とともに情報統制は強化されたようだ。

著者が言う、チェチェンを見過ごしたからこうなったというのは恐らくそうなのだろう。
なぜユーラシアの大国がこうした独紙体制になりやすいか、よくわからない。
独裁者の最後は独裁体制が崩壊すれば悲惨なものになりがちだ。

確かにアメリカも力を横暴に力をふるって世界中に戦争をまき散らしている側面はあるだろうが、まだましである。(「まし」であるだけでいいことではないけど)

権力者の恐怖のモチベーションが市井の者の日常を破壊するのは許されないだろうと思う。
ウクライナは銃を決しておかないだろう、歴史を見れば明らかだ。
ロシアがやめる以外の終結はない。アフにスタンでソ連は崩壊したが、今回はどうなるのだろうか。

アイキャッチは著者のツイッター(@hayashimasaaki)プロフィール写真です。

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