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「世界大変動と日本の復活」「400年の流れが2時間でざっとつかめる 教養としての日本経済史」竹中平蔵

竹中平蔵氏は人により評価が全然分かれる人だと思う。


僕は評価はともかく嫌いである。何がと言えば顔である。
なんだか多少おおどおどした雰囲気を醸し出しているが、それは自分より力がある存在に対して作っているように見えるんだよね。


2冊の本を読んだのは、どうも今回の景気が一区切りきそうなんで過去の事考えてみようと思ったので、図書館で適当に見繕っただけ。
普段そうして借りた本でもなんか得るモノがあるんだけど、今回は皆無。
どっちもどうでもいい内容で何のために出版したのかよくわからんが、どうもライターは別にいるようなので、出版社やその他のいろいろな人々のために名義貸ししている雰囲気なので、違う時期違う切り口の本のはずなのに中身がおんなじに感じられるという点で、いつもと同じドラマ水戸黄門・大岡越前みたいなものなのだろうし、それでスタッフの糊口がしのげるのであればそれはそれでありである。
尤も僕のように本は買わないと決めている人もいるのでそこは申し訳なく思う次第であります。

この人はその時の権力者のタイコモチ的な役割が好きなんだろうね。
アメリカ仕込みの客員准教授の肩書がモノ言うわけだ。

結果を見れば日本はどんどん相対的立ち位置を下げ続けているので、決してうまくいったわけじゃないけど、本人的には日本経済が立ち行かなくなるのを防いだのは、自分が知恵袋を務めた宰相に力だと、ずっと主張してるわけだ。

金融再生なんてできてないし、貧乏になる自由のある僕たちは一生懸命やってる割に貧乏の自由を満喫し続けてる。
小泉・民主政権・安倍しか出てこんけど、福田・麻生もいたんだけどどうも彼らには相手にされなかったようで消費増税の話でも名前も出さんという幇間としての矜持はあるらしい。

バブル経済以降、けっこうな場面で登場し活躍されたはずの本人がこの程度の内容しか書いてくれてないので、当初の目的のためにまた図書館で探すことになるなというのが感想。残念。

しかし南部氏・孫氏・澤田氏をほめそやして、きっちりパソナで高禄を食む。
中身は別になんでもいいが本を出して存在感アピールしつつ出版関係者には感謝される。
いい仕事してるね~♬
このセンスが僕にあったらよかったなぁ。

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