
2014年末の執筆の書籍だ。
このころはまだ著者中西氏は安倍政権を支持していたようだ。
安倍政権のうわべにとらわれていて、その後評価を変化させコミットの仕方も変えたようだから、常識のある人なのだろう。
表題は外交になっているが、論じているのは中国共産党政権を含めた、大陸中原支配を争ってきた民族の思考回路のように思う。
そのことが主題でないだけに、日本・朝鮮半島の国、アメリカなどとの関係性の中で現代の課題を、遡及的に検討、日本としての対応すべき著者の考えをまとめる形になっているのは致し方ない。
習近平のいう「中華民族」(中華民族とは何か?については別な問題として)の夢が、毛沢東の1930年における「中国革命と中国共産党」にあるということはさらっと触れているが、マスコミでそのことを論じているの見聞きしたことはない。
習近平を太った小泉純一郎というユニークなたとえだが、変人というよりも極端な原理主義者という最近はめっきり少ないタイプの人間なのかもしれないと感じた。
いずれにせよ大陸の広大な古い国家と新興の海洋軍事国家に挟まれて、少ない国土・資源しかない島で暮らす我々がとるべき対応は困難な者がある。
地続きであるがゆえに長い間大陸の国とつかず離れず民族としてひと塊であり続けている朝鮮のような仕方は否定できないが、今のところ圧倒的な国力をもち海洋では隣国である宗教国家の意向を無視しることもできない。
ひょっとすると著者は、生まれた時から政治屋さんの家で3代目4代目のお坊ちゃまが、爺様の無しえなかったことをなそうとしているというだけのインセンティブを勘違いしていたのかもしれない。
著者の国家観がよくわかる本であった。
2019/12/15
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