「明治維新という過ち」読んでみた

原田伊織 著  講談社文庫版

講談社文庫

原田伊織の本は2冊目かな。
明治維新という政変に関して、実のところあまり真実が語られていない感じは結構漂っていたと思う。
一番の理由はおそらく先の大戦(戊辰戦争じゃなくてWWⅡね)で語れない部分に絡まったように戦前戦後の日本の政治・体制があって、今まだそれ言えない雰囲気が消えてないからじゃないかと思う。

今の時点でアメリカの様々な面でのパワーはまだまだ健在だ。経済的にも軍事的にも。アメリカの経済力はおそらく、自国でエネルギーも食料も完ぺきに自給できるという自信があって、その発露としての強大な軍事力に裏打ちされていると思ってる。

まあアメリカのことはそのうちいずれ調べるとして、とにかく今はアメリカがチャンピオンで日本は下っ端というかあちらから見れば跳ね上がってきやがったコテンパンにしたけど、別のもっと強いやつが出てきちゃったんでその矢面にちょうどいるからとりあえず使いぱっしりにはなるかなという感じじゃないかと思う.

つまり今のところジャイアンに都合の悪いことは大っぴらにできないので、その下っ端を取り込むときにごたごたやら駆け引きがつまびらかにされておらず、ひいては日本における戦前戦後の連続と非連続さらには、その政権というか権力の正体と沿革みたいなところにモザイクがかけられたまま何じゃないかということ。

国体の護持さえできればポツダム宣言をうけいれ「日本軍」は降伏する、の意味するところは明治政府は続けますよってことなんだろう。
事実、戦後の講和結んだのは大久保利通の孫の婿(失笑、戦後の内閣の薩長出身一族の期間の閉める長さは異様とも映る。

原田氏の立ち位置は、 暴力的手段による権料の奪取はテロであり、ぜったにそれは容認しないというもののようだ.
歴史的に未だかつてなかったような事ではあるが、テロに正しいテロはないというスタンスは理解できる。

明治維新を俯瞰して、特に公教育で取り上げられない側面を丁寧に集めて、事実を把握しようとする内容は、ルーツが会津若松にある自分としては好ましく感じられた。
特に世良修蔵に関しての記述などはもっと注目されていいと思う。

とはいえ、氏も自負しているようだが、井伊家おひざ元の出身という佐幕の視点が強すぎはないかと半ばくらいで感じたのも事実だ。
水戸藩の扱いはほぼどうしようもない半端者、長州人は嘘つきで粗暴という決めつけに近い感覚をお持ちのようだ(笑)

井沢元彦説ではないが、水戸藩はもしかするとその成立からして徳川家が家として滅びることの無いようにしたのではないかと思うところもあり(事実徳川家は宗家筋が滅亡していない)もう少し多様な把握が必要な気もする。

我々のこの国を今後どのように子供たちに引き継いでいくのか、考える一助になる本でありました。

2019/3/21 記す

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