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「藝人春秋2」 上下 水道橋博士

不動産おやじの適当読書録

さて、たまに見かける芸人さんで何してる人か余りわかっていないヒトの本である。
なぜ読んだかというとシンタローが死んだからである。

僕は芸能人とかの情報に疎いし、第一印象が嫌だなと思うとほぼ興味を持てず、バカか間抜けだと思って情報をあたる気にもならないという特技を持っているので、そういう意味では虫唾が走るような存在であったシンタローに興味がわいたわけではなく、朝のワイドショーでコメンテーターしてるかの次男は朝時計代わりにかけているTVのなかで、なんか普通のやっちゃな?みたいな感覚で好感を持っていて、その親が死んだ上にそれなりに影響力のある人物だったし、もう本人は何もできないんだからそろそろ評価だけは知っておいた方がいいのかなと思っただけである。

水道橋博士の事はシンタローよりもっと知らない。タケシの弟子なのだと本読んではじめて知ったといっていい。
文章は上手だ。
また交友範囲もうつ病患って迄人に興味持って接触していくくらいで行動力もあり交際範囲も広いので中身は一晩で読めるくらいに面白いことは面白い。

なんというか、ただそれだけである。
まさにハカセの言う通りの週刊文春に連載されるにふさわしい、知ってどうなるものでもない話である。
「みんな知らねえだろうけどさぁ 本当はね・・・」
がずっと続く内容ありました。

肝心のシンタローのことは何もわからんかったから目的は達せられなかったし、ハカセの本をもう読むこともないだろうけど、ほぼ同い年のおっさんが18くらいからの何物かを引きずって生きてきてることはわかった。

彼はたぶんほとんどの若者が彼が取りつかれたような「何者か」とすれ違って忘れたふりをしていることには気づいていないのかもしれない。誰しも思う自分の特殊さを体現できないその他大勢の誰か。
普通にガッコ言ってなんとか就職して家庭もってかおもなく生きてる僕ら。

実は全編がエピローグににじみ出ていた何かを昇華させた内容なのかもしれないが、知識もない僕からするとよくわからん。
書いてあることは興味深く面白く一気に読めたが、読後に何も残んない後味の良さ。

著者の何かほかの著書を読めば、彼のことがもう少しわかるかもしれないがその必要も感じなかった。
江口氏のイラストは良かったな・・・・

☆1

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コメント

  1. […] 沢木耕太郎読んだの多分30年ぶりくらいなんじゃなかろうか。理由は石原慎太郎の死去である。水道橋博士の本も同じ理由で読んだが目的に関しては得るものがなかった。ハカセの文章の面白さなんとなく分かったが、何かに対するオマージュやパロディーについては言わぬが花だよ鼻につくって気もした。沢木はその辺淡々としててリアリティというか空気感じるような文章であるな。良いか悪いかというよりも当時バブル直前の空気が漂ってる文章だという意味。シンタロー含めて6人のドキュメンタリー、なかなか面白かった。三浦和義=ロス疑惑なんて忘れてたよ。で、肝心のシンタローだが最近の「選択」の記事 の内容がさもありなんという空っぽさが印象付けられる記録でありました。文芸家としても政治家としても一流になれなかった醜さ、もしかすると俳優として超一流となった弟に対するねじれた感情のようなものが行動に現れていたのかと文章から感じられた。自分がシンタローが好きじゃなかったのは、おそらく思想や政治姿勢がどうこうじゃなくて、感情と行動のねじれが感じられての事だったかもなーと考えられてのは拾い物の収穫。このころの直後がバブルが来たわけで自分が学生からサラリーマンになったころ、まだ世の中の仕組みが分かってなかったなぁと振り返る。 […]

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