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任意売却終わって

昨年からついこの前まで2件の任意売却の依頼があり、処理が終了しました。

どちらも知己の人物の物件だったので依頼されたわけですが、縁のある人物の物件であり自分もよく知っている場所というのはいろいろ役に立ちました。

通常で考える処分価格の中ではベストに近い価格だったと自負はしてます。どちらも債務は解消してリスタートできる状況になったのでやったかいはあった案件です。

 

少したって振り返ると今回のような通常の住宅のローン返済において、そもそも任意売却に追い込まれるというのは普通の状態ではあまりないかと思いました。

とはいえ、主債務者である子供の死去や、家族の介護のための休職に起因する、ちょっとした返済の遅れが引き金となって、代位弁済・競売の申し立て直前まで行くのですから油断はできませんが。

 

共通しているのはどちらの物件の所有者もとても「良い人」なのです。

先代から引き継いだ土地に注文で住宅を建築するというのは、首都圏においてかなり贅沢なことだと思います。
土地を取得して住宅を建築するということが難しいがゆえに、多くの人が建売分譲・マンション分譲などの手法で住まいを入手している状況で、好きな建築方法で好きな間取りで建築しているのですからうらやましい状況だったはずです。

マンションや分譲住宅の場合資金面で融資を使いますが、審査は意外に厳密で厳しいものがありますが、土地を保有した状態だと融資は建物分になるがゆえに担保掛目も十分でいがにあっさり借り入れ可能な気がします。

実際ハウスメーカーで注文住宅の営業の時代にローンが組めなかった方はほとんどいませんでしたが、不動産営業になったとたんローンが組めるかどうかが仕事の一番の課題になったのでその差は歴然と感じていました。

ある意味資産があるがゆえに借り入れに対して鈍感になっていたのではないかというのが、自分なりの分析です。

お金を借りるという行為は、人がいいなんてことは関係なく、約束通りの期日で約束通りの金額を返すことが要求されます。

「良い人」というのは皮肉ではなく、環境が厳しくなかったがゆえに良い人なので、そこに問題が発生した時も周りは自分のように「良い人」で何とか穏便に対処してくれると思っていたのではないかとおもいます。

少し厳しい言い方をすれば任意売却と呼ばれるような状況になる前に、問題を正面から把握して解決に動き出さなかればならないのに、周囲がそこまでしないだろうとタカをくくっていたといってもいいかもしれません。

長い時間の間には問題が起こることはむしろ必然なのでその時、どう行動すべきか。
自分のように「良い人」ばかりではなく、世間は普通に約束で回っていると自覚しておくことが大切ですな。

 

2018-05-11

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