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国家の統計破壊 明石順平

集英社インターナショナル

モノシリン氏のアベノミクス批判第三弾である。
第二弾はものぐさでまだ読んでない。

「アベノミクスによろしく」での切り口の続編である。
これが、普段消費者と接している自分の実感にとても近いので、つい読み飛ばしていってしまう。
こまかい数字の真偽は正直わからないけれど。

今回最後に、小選挙区制の弊害として自民一強(安倍一強としないのは著書なりの矜持なのかね)をあげて、野党に賃上げから入って政権奪取みたいな論調になってるのはユニークというか何なの?って感じがした。

確かに制度設計に不備があり、与党自民党に有利になり過ぎた選挙・政治制度、さらには執行部の専横を妨げるものが無いような状態は、民主党政権時代の官僚が背を向けてしまったことへの警戒心から、人事を掌握することに専心し、政治主導と当時の民主党がスローガンにかかげた 手法でものの見事に掌中に収めた官房長官の手腕の賜物なのだろう。

官僚はまさに「忖度」していろいろなメニューを出す。今はあまりにもあからさまで醜い。
我が子が官僚を目指さなくてよかったと思うこの頃である。

最低賃金の引き上げなんぞまともに取り組んだら、韓国みたいなことになってえらいことになってしまう。

これだけ諸外国から見て、賃金も物価も安い国になってしまったのだから、製造業を自国に呼び戻す努力をすればいいんじゃないかなどと思ったりする。
日本の縫製業を崩壊させてブラック企業の親分で大豪邸に住んでるような奴が経営語る資格なんぞないのだ。
あ、語ってないね何も。(失礼やっかみです)

税制の改革が一番なのだが、自民党の支持基盤は乗ってこないだろう。
本書でも指摘のある通り実際自民党およびその支持層は民主主義の大原則=多数決では必ずしも多数派じゃない。

そうなると選挙制度なんだろうけど、野党にそこをキチンと説明する能力ないし。

今回解散権の制限を公約にあげてるとこあるけどその辺からじゃないのかね。
でもそれって憲法だから9条絶対主義者には手を付けにくいんだろうねえ。

何十年か後、20世紀最低の政権だったといわれるのは間違いなさそう。

2019/07/16

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