なんと無く惜しい本だった。作者の塩見鮮一郎は知らない人だった。
自分の関心は地理的なことと市井に人の暮らしぶりの関連からだったので、冒頭三分の一くらいまでの浅草周辺の部分は興味深かったのだが。
後半は身分制度に関する記述がほとんどになっていったのと、前半の文体、あるいは視点というか描写の仕方と変化してしまって、全体として読みずらくなってしまっている。
新書のためか現代に結びつけてまとめなければいけなかったのかもしれないが、思い切ってタイトル通り「江戸の貧民」について掘り下げてくれたらよかったのにと思う。
聖性と一周して同一化する面のある、被差別民の近世におけるフィールドワークとなるような絞り込みがほしかった。残念ながら中世あるいはその前から敷衍しての内容ではなかったために消化不良を起こしていまった感じである。
とはいえこうしたことをまとめて出版し続けるということは評価できる。
2018-11-05
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