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「ユダヤ陰謀説の正体」  松浦 寛

筑摩書房

ちとユダヤ陰謀論に対する知見を確認したくて借りてみた。
いや、読みにくい文章であります。
普段使わないような熟語多用しすぎ。
新書なんだからわかりやすく書いてくれよというのが読了後のこった感想であります。たびたび触れている「と学会」としての山本弘氏の文章見習ってほしいとか思った。
著者検索してみたらフランス文学の研究されている方のようでありました。

陰謀論者の人物や手法はやたらたくさん登場して、逐一関係性などつらつら書かれているんだけど、一般常識程度の知識しかないこちらには全然わからない。そもそも固有名詞で人物の評価するような構成で書いてない。読んでるうちに馬鹿にしてんのかと思ったがどうもそのつもりもないようなので、これは編集者のせいかもしれん?などと思ったりもした。
筑摩だから新書でもこの程度はすらすらと理解できる読者相手にしてるのかもしれんが。

大変よく研究しておいでのようだが、新書に読者が求めている内容をはるかに凌駕しているようです。できればもう少し絞った内容で分かりやすくお願いしたい。

知見を深めるには難しい内容と文章で、ざっくりの自分の知見がまあ大筋はそう間違ってはないのだろうなぁと思いはしたが読む労力と得るもののバランス悪すぎ。

☆0

アイキャッチは上智大学のサイトからです。

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