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チャンスとピンチ

菅官房長官がなんとなく追い詰められていたように感じていたが、年末年始の水入り後どの面下げて、じゃなくてどのような感じで出てくるのか楽しみだ。
今上天皇の即位後初の年末年始、ゴーン元日産会長の密出国などテレビはただでさえ少ないまともな報道の時間を、興味ひく話題に振り分けして、働き方改革のせいかマンネリとしか言いようのないバラエティで時間つぶしているし、Google様のニュースは意外と偏ってるし、Yahoo!様のニュースは食い足りないしで早く平常運転に戻ってほしいと思っている間にサービス業の私の場合明日から仕事になっているわけです。

実質は大みそかと3日に、管理物件のことで半日仕事してるのでなんだかもうスタートしてる感じなのですが、どういうわけか年末年始、政治屋さんはお休み決め込んでるみたいで平和な日本に暮らす喜びを味わっています。

レバノンはゴーン氏の受け入れのため忙しそうだし、トルコは早速関係者拘束と素早い中、トランプのアメリカはおいおいイランと戦争始めるのかよ、それも自分の選挙のためだけに的なとても心地よい利己的世界情勢が駆け巡っているにもかかわらず、1週間も鳴りを潜めていられる政治屋さんというのは美味しい商売なのかもしれない。

なぜに菅長官のこと思ったかと言えば、秋ごろまでなんだか得意絶頂、次期総理は掌中にありみたいな顔つきだったのが、もうボロボロ。

プッシュしてた楽天電話はどうにもならない状況
桜を見る会の答弁も対応も法治国家であることを無視したような態度で評価急降下
閣僚に押し込んだ子分2人は選挙に絡むような政治家としては基本的な欠格用件で辞任
金城湯池のはずの総務省はソーリの腹心が乗っ取り強権発動中
IRがらみではついに国会銀の逮捕

一般の企業の上級の管理職であれば確実に左遷、役員なら辞任確実な状況迄一気に落ち込んだ令和おじさんは、目はうつろ言語不明瞭になって年末尻切れトンボの状態だった。

どうしてこうなったのだろう?
邪推すれば彼が使えるべき人物が再三、自らが院政を引かんがための後継者指名を明言しているにもかかわらず、権力に魅入られたからなのかもしれない。


この見方でついおもいつくのは、大河ドラマの明智光秀。
彼は千載一遇ともいえる上司排除のタイミングはつかむことができたが、気が付いたら一人だった。
きわめて優秀で、上司の意をくんで残虐とされる戦闘も行い、家中では最大の立身出世を成し遂げたらしい。
最大のチャンスはものにしたが気づけば最大のピンチ。
現代の見た目忠臣はチャンスをつかむ前に消されてしまうのだろうか。
年齢的に次の次は考えられないだけに、この人物がどのような動きを見せるか、いろいろな意味で興味深い。

2020/01/03

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