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灯台下暗しな話

フード

 

「換気扇のライトが付かないんだけど電池切れてるのかね」

 

という老母の頼み事はいつもまるで独り言である。

 

帰宅が遅いから致し方ないがベッドの中からぼそぼそ言われることが多い。

 

台所のレンジフードは電池式でないはずなので電球が切れたのだろうと思い、ドライバーと替えの電球を工具から取り出して交換。

 

 

 

あれっ つかない。

 

換気扇のスイッチを入れると動かない。

 

もしかして・・・・

 

すこし離れたところにある換気扇の壁付スイッチを入れると

 

ライトもつくし、もちろん換気扇も動く。

 

 

あのさぁ・・スイッチを切ってライトが付かないのは当たりまえでしょ。

 

このマンションに住んでもう11年目なのだが、換気扇に壁付のスイッチがあること知らなかったようデス。

 

しかし、換気扇の電池が切れてるという症状の申告から、壁付のスイッチにすぐ気づかなかったのは誠に遺憾。

 

追加でヒアリングしたら換気扇「も」動かないので電池が切れたと思ったそうである。

 

換気扇はAC電源で動いてるんですよ 母上。

 

 

母の年代だとテレビは「無かった」し、家中にスイッチは「無かった」のだ、致し方ない。

 

加齢とともにベストの状態から衰えてくると幼少のころの体で覚えたことは忘れなくても、頭で覚えたことは忘れがちになるのですかね。

 

相手の言ってることが「わかる」ということは難しいですね。

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