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物事の見方

逆説

井沢元彦の逆説の日本史

 

トイレと風呂場で読む本として、もともと週刊誌連載だからちょうどいい感じがして愛用してます。

 

今日ふと目に留まった文章がなかなか良かった。

 

 (前略)無意識のうちに政治家(政界)はケガレているから、蝕穢(ケガレに触れる)行為はやめてほしい(後略)

 

 

自分は議員・政治家の世襲は好ましくないと思っていたのだが、実は家元制度やそもそも天皇制など日本人は世襲が好きなようだ。

 

○○組三代目とか、歌舞伎借者だって襲名して7代目とか8代目とかやってる。

 

相撲取りはさすがに血縁での襲名は難しいようだが、襲名する場合は先代と疑似的な親子いやそれ以上の心情的なつながりが強調される事が多い。

 

 

政治家がケガレた仕事かどうかはわからないけれど、血統主義的な価値観が、我々の中に存在していることは否定できない気がする。

 

どう見てもあまり優秀とは思えないボンボンが、政治的に頂点に立つことのできる風土がこの国にはあるようだ。

 

今回の「モリ」「カケ」の蕎麦屋問題はどちらもボンボンの懐の甘さに付け込んだしたたかな、教育商売人の問題なのだろう。

 

悪気もなく、ましてや不正などとは思わず(手続き的には多分適法)、仲良しに便宜を図るように動く人物が、政権のトップにいるということが危機だ。

 

民間企業なら普通に乗っ取られてしまう。

 

この人は仲良くしてくれれば、ウラジミールであれドナルドであれジョンウンであれ信じて便宜を図ってあげてしまう人なのだろう。いわゆるいい人(笑)

 

やっぱりいきなり「あんたのところは今日からアメリカになりました」とか「シンゾーが良いといったのでミサイルプレゼント!」とかは嫌ですな。

 

 

血統主義的な価値観を見直して、人物の能力で判断しないと危ないよな。

 

 

それにしても、マスコミの報道って何ら本質に踏み込んでない気がして仕方がない。

 

 

 

 

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