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空家問題で騒いでいる隣で大学開設

 

人口

日本の将来推計人口 国立社会保障・人口問題研究所

 

 

世間で空き家の問題がずいぶんと言われているが、考えてみると不思議な話だ。

 

なぜなら、まだ人口はそんなに減ってはいないのだから。

 

つまり、現時点での空家の増加要因は、人口減少ではないということだと思う。

 

都内城南・横浜東部中心で不動産の仕事をしていて、高齢化は確かに進んでいるとは思うが人口が減っているという感覚は全くない。

 

 

若い方がワンルームマンションからシェアハウスなどへシフトしてることは、チラシの投げ込み等していると実感できるし、その制かわからないが、古い木造アパートは相当数空室になっていることも事実だと思う。

 

 

シェアハウスというとなんだか新しい感じだけれど、大学時代の同級生が住んでた3畳一間共同の台所とトイレ(そこは風呂もなかったが今はさすがに共同であるようですね)と何が違うのって思ってしまう。南青山で3万円って30年前でもやっぱり安かった。

 

自分の知る限り、語学力向上のためあえて外国人の多いシェアハウスを選択した方もいたけれど、第一の要因は都心近くでより安く居住スペースを確保したいというのが一番の理由にしてる方のほうが多い。

勿論、特定の目的(音楽・ITなど)の為のシェアハウスは存在するし、その賃料はむしろ高めだということは知っている。

 

 

人口の減少が起こる前に空家がたくさんあるということと、賃料は安いが新しい住まいは人気があって、ますます増加しているということから想定される原因は、住居費の負担による需要の分布に対して供給があっていないという事だろう。

 

 

人口の減少と現時点での空家問題をあたかも関係あるように分析している論者がいるけれど多分違うのだろうなと思っている。

バブル経済崩壊後の20年間以上で起こっている様々な社会的変化が空家を生んでいるのだ。

 

 

空家問題の解決は、実態の精査を行って都市計画を国全体で見直していかなければ解決しないだろう。

 

 

今話題の国家戦略特区においては、都市再生もメニューに入っており大いに活用して、既存のインフラが整備されているエリアの有効利用をはかり、社会的変化に対応することが求められるのは当然だ。

 

個人的にはなぜ存在するのか現代では意味がなくなってきている道路斜線など緩和すれば街並みがきれいになって、建築費が安くなり、容積率の活用もできていいのではないかなどと思っている。

 

 

ただ、今治の獣医学部新設はほかの特区とかなり趣が異なるように思われる。

指定そのものの時期も最後に追加されたものだし、いかにも拙速な気はする。

 

現状の獣医師不足(実際には獣医師の偏在)の問題に貢献するのはおそらく10年以上先で、そのころには人口減少により獣医師の必要数も減少するという趣味レーションもあるようだ。

 

大学誘致そのものは20年くらい前からやっているということは、動機はバブルのころの発想で大学ができれば有効需要が増加して地域の活性化に役立つという点が根本のところにはあるように思う。

 

東京でさえ小中学校の統廃合ガンガンやっている中で、今更大きなコストをかけて大学を新設する意義が理解できない。

 

いかにも不思議な「戦略」特区ではある。

 

ソーリのお友達は教育「産業」に熱心な方が多いのも、ソーリの人柄がしのばれてなかなか面白い。

教育産業のなかでも私学は非収益事業に関しては法人税「非課税」ってこと皆さん忘れてないですかねぇ。

 

 

 

それにしても、この問題の取り扱い方みていて、今の野党に政権は無理だと断定できるところが哀れだ。

 

 

 

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