間取りという言葉、なんだかおかしい。間を取るってどんな意味じゃとは思いませんか。
マンションや建売の場合４ＬＤＫ+ＤＥＮとかいうのが必ずはっいて広告されていますね。それを見て「我が家は兄弟が多３人いるからだめだな・・」などと考えるはずです。
ところが分譲系の住宅と注文建築では差があって注文住宅（ハウスメーカー含む）では当社の売りは４ＬＤＫ中心です１なんてことは言わないのです。つまり、土地を所有している人とそうでない人には明らかに「住まい」に対するニーズが違っているということ。
はるか昔皆様歴史で習った大化の改新のとき、すべての土地は国家のもの（うわっ社会主義じゃん）でした。その後「ここは俺のだー」と宣言する人のものに土地は所有が移っていきました。今の民法でも所有権というのは自ら所有の意思を持って持ちつづけると２０年で時効取得になっちゃうんですよ。
とはいえ日本国中誰かの土地であるわけです。（ちなみに誰のものでもない土地は国のものです。）

私の場合首都圏以外にすんだことはないんですが、その中も都心近くと都心４０キロのところでは天と地ほど土地の価格が違います。地価の安いところでより快適な「住まい」に住むのか、地価の高い場所に満足して多少の間取りの不便はあきらめるか一般的にはどちらかの選択を土地のない人はせざるを得ない。これが新聞などで報道される住宅問題。
地方に住む人には想像ができない。これは国内の南北問題だと思うんだよな。過疎の町で土地を行政がただでプレゼントしちゃうところと、３．３㎡で４００万円するところ同じ感性になれっても無理ですよね。だから間取りはその人の人生のバックボーンがわからないと何がよいか理解できないんだな。僕は一間で何でもできるのがいいな・・・