上の写真は同じ雨の日に、左敷地内で、右道路から スマホで撮影したとある、物件現場の写真です。
色調は補正してるからあんまり雨降りのどんよりした感じはしないと思うのですが、どちらのほうが土地の物件の様子がわかるかっていうと、右だと思うのです。
左は道路もわからなし、スケール感もわかりにくくなってる。
ひどいのになるとこれくらいトリミングして敷地の広さもわからんようにしてイメージだけにしちゃう。
これで敷地南側風景なんてやったら、かなりよく見えますよね。
不動産の紹介写真は、現地調査写真じゃないから現地へ行ってみたらずいぶん感じが違うということもあります。
でも、今日は不動産の話ではありません。
昨日、介護施設からの電話で父が意識がないということで、救急搬送してもらい一晩入院して今日再度施設に戻すことができてほっとしているのですが、その際の電話連絡がこんな写真のような気がしたのです。
最初の連絡では、
① 意識がないが、呼吸は普通にしてる。
② 夕方非常に血圧が上がっている。
③ ナースからの指示は、家族に連絡して、施設から同行してかかりつけの医師に診察してもらうことだといわれている。
という内容でした。
その時点で自分のいる場所から施設までは最短で1時間ほどかかり、時間的に通常の病院がやっている時間ではありませんでしたので、自分からは施設の当直の方に
① 自分が行くには最低1時間かかる
② かかりつけの医者は既に入所してから通算すると3年経過していて、その意味では今かかりつけはない。
③ 時間的に通常の診療をしてもらえる病院を思いつかない。
とお伝えしましたが、当直の方もかなり慌てている様子で何とも要領を得ない回答で意思疎通ができない状態でした。
自分も「意識がない」ということで最初はかなり焦ったのですが、自分よりも先方がより焦っていることがわかってきて、いったん電話を切ってから、再度連絡を取ることにしました。
その結果、施設から救急車を要請していただき、自分はその間に移動して連絡つき次第搬送先の病院へ向かうという、普通の対応に落ち着きました。
幸い、無事に済んで何よりなのですが、目の前の事象を近視眼的にとらえてしまうと、判断をとても狭い範囲でしてしまうことがあるのだなと実感しました。
自分はその時点では打つ手は限られているのでできることから考えると、その場にいる人に救急車を呼んでもらうことしかできないのですが、上の写真でいえば道路から敷地全体を見ている立ち位置。
当直の方は、立ち位置は敷地内の写真の状況で、さらに時間による制約でマンパワー的には最後の写真の状態での判断をしている状態だったのだなと思います。
少し時間を置いただけで、施設内でコミュニケーションがあったようで、すでに救急車を手配して、分業で同行していただく方、自分への連絡を取る方、などそれぞれの役割でしっかり対応していただけました。
いま、年齢とともに自分の一人の判断で何かと進めることが多いのですが、いざ何か事が起こったとき、冷静に事実に基づいて行動を決めていくことは意外に難しいものだと改めて思わされました。
周囲の方の視点や意見を柔軟に受け止めることが、自分の為になりますね。
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