日経 憲法のトリセツ
いろいろ言いたいことが言えるということは幸せなことだ。
我々は、安倍首相の憲法記念日の行動に関して、批判しようが、応援しようがとりあえず、そのことだけで罪には問われない。
ご近所の金王朝の国ではこうはいかない。高射砲で銃殺(爆殺?)されてしまう。
でも待てよと思う。
どっちも偉大な祖父(とどうやら本人たちは思ってるらしい)。あちらは髪型やしぐさまで似せてるところがこちらと違うが、相当に意識してるという共通項はあるように思える。
こちらのボンボンは、爺さんが体育館に名を遺したように小学校に名を残したかったのかもしれん。
自衛隊を憲法にて規定する必要性があるのは、文民統制という観点からぜひ必要だとは思う。
とはいえ、そのための改正を行うプロセスはまともな議論の上で行うべきで、高等教育の無償化などとあたかもセットのように謳って支持を失わないように進めていいような話ではない。
確かに、教育を受ける機会は均等であるべきだ。負担に関しても高校まではある程度均等であることが望ましいだろう。
では、そのことと国の軍隊をどのように扱うかということが結びつくとは思えない。
むしろ、同じ土俵で両者を議論するとなると、経済的な負担を「国家」が行うから「国家」の思考に合わないものは排除する方向にバイアスがかかるのは必然だ。
校歌じゃないけど高等教育で失ってはならないものは「学の独立」だろう。
それにしても、日経の解説読むとスケジュールに関してはよく考えて行動してることが理解できて、本人にその能力があるのか、スタッフが優秀なのかわからんけれど、実行計画としてはよくできてる。
仕事でもこれくらい先読みして、スケジュール組めたら成果が上がりそうだ。
仕事の場合の成果は、顧客満足と利益(自分の満足)そして結果として事業の継続、社会貢献かな。
二人のボンボンの行動力はどのような成果を目指して発揮されているのか。
爺さんコンプレックスの裏返しとしての功名心しかないのではないか、そんな危うさが漂っている。
国を滅びるようなことや民衆が生命財産の危険にあうことよりも、歴史に名を残したい、それしかないのではないか。
そんな気がして仕方がない。
お笑い芸人が真似して笑いを取るようなヒステリックな答弁や、夫人が関与していたら首相も議員も辞するとまで言った事実に頬かむりできる厚顔無恥さに見られる幼児性は、危うい。
JUGEMテーマ:憲法改正