父親が特養に入所して、しばらくたって新聞をやめました。
大学のころは東京スポーツが愛読紙、社会人になって長いこと日経、両親と住みだして日経と朝日でしたが、どいう考えても費用対効果でネットで自分で情報収集したほうが正確で安くすむということもあり、連載小説とテレビ欄が必要な父が自宅からいなくなってやめてしまいました。
若いお客さんで新聞を自宅で購読している方はほぼ皆無、せいぜいご主人が必要に応じて日経を駅で買ってる程度。
ニュースの媒体としては速報性・経済性ともにネットにかなわないし、まぁ全国紙は消滅していくしかないと思ってます。
不動産業者としては、新聞折り込みのほうがポスティングより一部あたりのコストは安いというメリットがあったのですが、今や不動産購入者は新聞をとっていないので費用対効果ではお話にならないレベルになってしまいました。
ジャパネットとか通販生活などの高齢者対象の商売ではまだまだ有効のようですが・・・
テレビはどうかというと、ニュース天気予報を除き、ほぼ完全に録画したものを見るスタイルになっています。
理由としてはCM。ごく稀に興味あるものもあるけれど基本必要性を全く感じないのでリアルタイム視聴すると無駄な時間が多くなるので録画してスキップ。
ニュース天気予報は、やっぱ入りリアルタイムでないと意味がないので録画しませんが構成は何とかCM見てほしい感たっぷりでもはや哀れになってくる。
テレビの一番の問題は、かなり偏った内容あるいは一部の内容しか放送しないということ。
例えばつい先日の閉会中の国会審査にしてもニュースで放送するのは、切り取った一部のことで、正確なことはよくわからず、結局ネットで内容を自分で聞かないと双方の言い分は理解できないことばかり。
限られた時間で報道するので致し方ないのだろうけれど、もう少し何とかならないのかと思う。
NHKがリアルタイムネット放送を開始したがってるそうで、地ならしとしてネット接続可能な状態では放送料金徴収する方向で動いているとのこと。
民放はただでさえコンテンツ不足で、お買いもの番組やら、芸の無い芸人が騒ぐ番組で枠埋めてるので危機感は相当なものだろう。
新聞の危機はもはや顕在化してしまった事実だけれど、テレビもマスメディアとしての現在のスタイルは終了間近なのではないか。
おそらくネットを利用して双方向の通信を行いながら、番組のフレームと広告のフレームを同時に外面に表示しながら放送するようなスタイル・・・ちょうど今のデータ放送のような構成・・・で収益を上がるしかないだろうと思う。
新聞・テレビ事業に従事する人の給与は、かつて銀行員の収入が劇的に下がったように今後急激に低下するのではないだろうか。そうなるとますますコンテンツの質の低下が起こりさらに収益が悪化する負のスパイラルが待っている。
一部BSやCSのようにコンテンツが明確であれば、有料で視聴することもありうるだろうけれどシステム維持費を考えればネット配信にかなわないのではないだろうか。
個人的には、一日中ニュースを流してくれて、オンデマンドで必要な内容は詳細を同じ画面で調べらるような放送があれば費用を払うのはやぶさかでないのだが。
NHKは子会社のことに関する情報の開示をきちんとしてほしいなぁ。これはNHKに限らないけれど税金で賄われている本体に対して営利を上げる子会社がぶら下がっている構図は民間企業のほうから見たり、自分で商売やってる人から見ればだめだよね。
今の安倍一局の政権とそれにまつわる報道はいろいろ試金石になると思うのだけれどどうなっていくかな。