今日、物件の周辺調査で少し歩き回った。
海沿いだから当然海に向かって土地が低くなっていくと思っていたし、川も流れているので全体としてはその通りなのだが、ことさらに高低差を気にしながら歩いていたせいか、海岸近くで平坦な地形の中でもかなりのうねりがあることが気になった。
上記は国土地理院地図(アナグリフ)
分かりにくいけれど海岸近くの微高地は周辺と比べ最大8メートル位標高が高い。場所としては和田塚のあたりとなる。
和田塚は古墳ではないが和田一族の埋葬地とのこと。
風水の本など読むと窪地が埋葬地として尊ばれるように書いてあるけれど、日本の古来の墓所はたいてい高台にあって、そのまま神社になっているところも多いように思う。
高台は浸水被害にあいにくいので選ばれたのだろうか・・・?
台風・地震に年中襲われるが、死者は神様になってしまう国、と少し異なる大陸文化との違いもあるようで面白い。
今回歩いた範囲は、そうしたこととはあまり関係ないかもしれないけれど、神の座す山から見て遠い海近くの微高地というのはなんとなくそうなのかと納得してしまう。
ただ歩いていても、境界の杭や高低差が気になるのは少々うっとおしい気がしてるのだけれど。
2017-09-15