日本経済新聞 WEB刊
一つの記事の中で異なる切り口の内容が並列されてわかりにくいという意味では悪文だと思った。
一つは、銀行の店舗に関して固定資産の原損処理が必要だということ。
それとは別に、システムなども含めてROAの低下が課題になっているということ。
意味合いが異なると思うのは自分が専門ではないからなのかもしれないが。
現存処理すれば資産は減少するんだからROAはあがるよねって話でもないように思う。
期間収益は悪化するわけで、マイナス金利で体力落ちてる状態でそんなことやりにくい。
メガバンクがATMを共通化と報じられたが、その目的とは
等という記事も出てたりして、メガの固定費を減少させる動きは当然あって、そもそも人員を大幅に削減するというのはもう既定路線でしょ。
都市部の都銀の店舗なんてそもそも自社物件ではなくてグループ会社の保有にしててテナントとして入ってるわけだから、銀行本体としては店舗削減と人員削減は固定費削減とイコール。
店舗の収益力なんて路面店であろうがビルの30階だろうが大して変わらないんじゃなかと思う。
地方の自社建物の金融機関は結構きつい問題だと思うけれど、別の問題なのではないかな。
いずれにせよ、都市部で住宅系の不動産のことやってる立場で見るとあまり関係なくて、せいぜい融資がきつくなるかな~ってレベルなんだけど、ちょっと郊外の駅前立地の銀行の土地は気になる。
オフィスの需要なんて郊外はさほどない(車が止められる営業所立地は駅前の必要ゼロ)またぞろ懲りずにしてる沿線駅前に再開発とセットのタワマンくらいしか思いつかないんじゃないかな。でも銀行の土地ってあまり広くないしなぁ。
ネットとコンビニで用が足りるようになって、現金もあまり持ち歩く必要もないし、駅前に銀行がある必要もない。
自分的には銀行の場所を図書館にしてもらえると便利で助かるのだがね。
2018-05-19