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借地取引不成立で考える

少し時間がたったのである程度書いてもいいかなという内容です。

結果は契約の前の日に壊れて底地の売買が不成立になったという内容。
但し、その前と続きもあって私が関与しない他の買主さんが結果的に購入の契約はしたけれど、途中で解約して売主はどうにもならなくなっているらしい。

自分はまあバックオフィス的な業務内容で、取引に係るコンプライアンス含め、窓口担当の動きを見守る立ち位置でした。

 

まず案件としてはもともとそこそこの地主さんの何代目かの底地所有で介護施設入居中。そのためそのお子様になるご兄弟が当事になっている物件です。イメージ的には何丁目何番の区画が全部その家の土地(東京都内の地図イメージしてください)ざっくり20軒くらいの一戸建て等が建っているような広さです。

その土地の8割くらいは借地で借地人の方が複数でそれぞれ、住宅やらアパートやら所有している状況で、相続に備えて財産の配分を考えているうちに争いになって兄弟で裁判やってるような関係。

まあその配分とかはそれなりに争いの中で決まっていくのだろうけれど、問題は底地の状態で相続すると、相続税額の支払いのために、自分たちの住んでいるところや、更地で使いやすいところを処分しなくちゃならなくなる可能性があって、争いながらも相続発生前に底地を換金してしまおうという目的では一致して動いた・・・・はずだったんですがね。

そもそも相続予定の配分で揉めている状態なくらいで、売主側の意向がまとまりがとても悪かったらしい。時間をかけたくないのであれば価格はそこそこで皆納得するべきところ、ああでもないこうでもないと言い出す方がいてなかなかまとまらない。

すぐに利用できる土地でもないので買主は当然プロですから、まとまってなければさっさと手を引いてしまいます。

それでも何とか折り合いつけて、契約の設定まで進んで所有者の状態を医師と司法書士で確認とったら成年後必要となってジエンド。兄弟の一人は「絶対に必要がない。前にその話で進んでいたが金額が合わなかっただけだ」と宣ったそうです。
窓口の担当者もうのみにしたわけではなく、何回となく契約設定の前に本人確認をさせろと詰めてようですが、その一人の強硬な意見で実現できぬまま契約は設定せざるを得なかったようです。

司法書士も資格をかけて仕事してますからいい加減なことはできないです。しかも買主はコンプラ重視のしっかりしたところでしたので変な操作はできないし、我々もするつもりもない。
コンプラ厳しいので契約書等の書類のやり取りは大変だったのに、本人確認一発KO。

まあここまでは対応能力の問題もあるし、読みの甘さもあるのでままある話であきらめてサヨナラしていたのです。

 

後日談を聞いたら、さらにひどいことになって正に「自業自得」の売主さんになってしまっていたようです。

続きはまた

2018-11-26

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