「民主主義の神話」谷川 雁, 吉本 隆明, 埴谷 雄高, 森本 和夫 , 梅本 克己, 黒田 寛一

現代思潮社 1966

2010年版 現代思潮社

何をいまさらそんなもん読んでるのかと言われそうである。自分が生まれる前年の出版物、それも当時の60年安保闘争に関しての総括をうたっているのだから。

最近の国際情勢は先が見えない。
主として属人的な問題として例えばプーチンやら習近平やら、誰よりトランプの「考え方」や「行動・言動」に視線が集まっているように思われる。

生みの親のいない人間は今のところ存在しないので、彼らも言葉も理解しないときからの周囲の状況、時代の子であることには違いない。

日本では、爺様のやり残したことをヤルヤル言ってるボンボンがソーリで、爺さんの退陣は60年安保を一期としているわけで、現在の日本の指導者を考えるうえでは当時の雰囲気を追体験しとく必要もあるだろう、などと思ったり、どの国も民主主義と言いつつそうでもないよななどとも思ったりで借りてきた。

読んでいる間に浮かんでくる考えは、先に書いたことで、属人的な問題として今の情勢をとらえるのは同時代的には難しいということ。

日本との関係でいえば、日本のソーリの爺さんといった血縁だけでなく、例えばプーチンはどう考えても酷いと思う日ソ不可侵条約の破棄とシベリア抑留、トランプは原爆投下(本人自覚ないかも知らんが)、習近平は終戦の時国がなかった(笑)。

日本との関係だけでなく夫々がそれなりの歴史を背負って進まざるを得ない。
アメリカ対イランなんてもしかすると根底には1000年位の因縁があるかもしれない(やはりそのころアメリカはないけど)

個人レベルでは、同時代といっても50年の歳月があると当事者は大体この世にいなくなっていて、指摘を憚る部分はだいぶ減ってくるので、存命中は難しい批判も出てくるだろう。

やはり厄介なのは組織というか当時の系譜を直接ひく人々が存在する場合(国家は典型だな)少し前のことを批判的に見るのは難しい。

ほとんどの人間はそんなに対して人類に大きな貢献するわけでもなく、生まれてそしてこの世を去っていくだけで、権力と言ってもせいぜい先に風呂に入るとかそんなものだ。
大した欲望もないかどっかで適当にあきらめて、平和にそんなにひもじい思いをしないで過ごせればいいと思ってる人が多いと信じるが、どうしてこの世にはこんなにも争いが多いのか。

少しは出口の示唆でもあるかと思ったが、これだけの知識人でも当時の状況の出口は見えてなかったし、その後の自由主義陣営によるソビエトに対する勝利なんぞ予想も出てこない。

強いて言えばやはり埴谷のモジモジしたところが共感できたかも。

2019/06/26

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