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「多動力」 堀江貴文

幻冬舎

何かで見てああそうだと思って読んでみた。
最初の印象は「スカスカ」じゃん!でした。
でかい活字と広い行間、老眼に優しい本ですが、まあ年寄りが読む本ではないのでどうしてこういう校正にしたかは、ページ数増やしてそれなりの価格にしたかったということなのだろうと推察。
読むのに1時間かからないから中身の濃さは推して知るべし。

つい先日「ゼロ」を読んだけど、この人はとてもさみしがり屋な気がした。
人より早く、結論が見えてしまうから周囲から浮いてしまうんだよね。
幼いころはそれを浮かないように合わせるのが苦痛だったのではないかと思う。

本文中にもあるけど、この本はインタビューで書かれたとのことで、まあ構成をまとめたりする人が著者な訳で、本人は言ってることを聞かれて苦痛だったとか、銭のための出版ということで非常に好感が持てるわけであります。
曰く、インタビュー自体不要だったらしい。

まあ、たまたまネットの黎明期にその環境に身を置き、あとはトントントンとチャンスが回って、それをものにする才覚に恵まれて、儲けることもできたし、刑務所にも行けたし、名前も売れて信者もできた人物が、「俺はこれでうまくいったぜ、うひゃひゃ」という内容なので、チャンスそのものがつかめていない大多数の人は、「そんなことうまくいくはずない」と思うか「よっしゃ俺もやるぜ」のどちらかになる内容。

たぶん本人ではなくて真の著者(まとめた人)があまり賢くなくて、啓発本みたいにしてしまったので面白みが半減してる気がする。

彼の方法論がいかに優れていて、結果としてこんなんなりましたってことでまとめたほうがおもしろかったかもなぁ。

暇なときにさらっと読んで捨ててしまっていい本なので買わないほうがいいですよ。
ホリエモンじゃなくて幻冬舎ってこうなのねということで納得。

日本国紀も100円にならんので図書館で予約した、これも幻冬舎ね。
出版は売れてなんぼだ!!感が良い感じです。

2019/08/09

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