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「戦略の地政学」 秋元千明

株式会社ウェッジ

現在の香港や朝鮮半島で起きてることが契機となったわけではなくて、ロシアの復活と中共の苛烈な拡大路線は何だろうと思って考える材料しようと思って借りた。

僕は人、間も生き物なので、その生息する土地の状況に合わせて変化しするだろうし、悲しいかな我々が知能と思っているもの、考え方もその生息する環境にかなり左右されるものだと思っている。

なんだか人類全体の幸福とか進歩とか言われると鼻白んでしまって、もうちっと具体的に誰と誰のとか言ってくれないと分からんのよねとか言ってしまうタイプでもあるので、事実はどうなのかに興味はある。

「地政学」という言葉は割と耳にするのだけれど、いったい何?と言われると心もとない。
Wikiだと
地政学(ちせいがく、Geopolitics:ジオポリティクス、Geopolitik:ゲオポリティク、Géopolitique:ジェオポリティク)は、地理的な環境が国家に与える政治的(主に国際政治)、軍事的、経済的な影響を、巨視的な視点で研究するものである。
らしい。わかったようでわからない学問だ。
この定義で行くと本書のタイトルはなんだか変かもしれない。

本書の結論は著者の立ち位置からは致し方ないけれど、シーパワーの日本とイギリスで同盟を組んで世界平和と自由の維持に努めましょうや、みたいな結びになってしまってるのは残念な感じがした。
逆に本書のメインテーマが現在の日本の政策や状況への対応に関して、地政学的視点で論ずるということで、地政学的視点とは?と思って読む立場だと期待はずれな部分もある。
安倍政権の振る舞いは随分高評価だけれど結果が出ていないことにはあまり触れていないのも気になる。

良かったのは、巻末の対談。
地政学を論じるのに歴史家の視点が重要というあたりは、さもありなんと首肯できる。
未来のことはわからないけれど、予測するのは過去におこったことから学ぶしかない。

読み終わって気づいた。
ロシアはなぜ南下政策をとるのに、本拠地の北の大地から離れないか?
最後はそこに逃げ込めば敵から攻められづらく、一族の血統を維持するには本拠地は北の厳しい環境が良いんだなと。
でも南の大地や海は豊かさの象徴として目に映るからそりゃほしくなるよなってことかもしれんなと。

それでも、まだよくわからないのは中国の巨大さ。
なんであんなに人口多いのか?食い物が豊富だからとしか思えないのだが。
そんなに長江・黄河のもたらす恵は大きいのだろうか。
今や黄河は河川として死亡寸前との報道もあるけれど、海に活路を見出そうとするのはそのせいかもしれない。

中露は今のところなんとなく仲良しに戻ったけれど、長い歴史で融和して一つの国家になったことはないのはなぜなのかな。
 2019/08/25

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