「ツーカとゼーキン」 明石順平 著 読んでみた。

集英社インターナショナル

「データが語る日本財政の未来モノシリンこと明石順平弁護士の新刊です。
めったに新刊は買わないことにしてるのですが、「アベノミクスによろしく」が面白かったので「データが語る日本財政の未来「国家の統計破壊」など、読んでみてます。

今回の著作を意図していたとすればすごいと思う部分があるのだけれど、おそらく違うだろうし、「人間使い捨て国家」読んでないけれど、氏のツイッターでの発言などから推定するに、もう経済の話では書かないほうがいいと思うし、読む必要もなさそうというのが感想です。

氏の著作に当初興味をひかれたのは、アベノミクスをどう評価すべきかという点からでした。
当初のインフレ目標設定とマネタリーベースの拡大はいい線なのではないかと思っていましたが、うまく回らないと馬鹿だから、同じ方針をひたすら継続拡大していき、出口を見失ったと感じていたので「アベノミクスによろしく」データが語る~」は興味深かった。
そこではファクトチェックが行われ、報道等では把握しずらい、アベノミクスが失敗していることの隠ぺいがある程度解き明かされ、現状の把握の一助になりました。チェックの目線は弁護士らしい仕事ぶりでできるだけ証拠を集めて、矛盾点を明らかにしていくものでした。

これまでの著作でも感じていましたが、著者は経済の理解は、自分と大差ないかそれ以下のレベルだと本書で確信しました。
本書含めて読んだ著作に通底してるのは、労働分配率が低いことがすべて悪いことの要因と考えていることなのだなと感じました。
私も合成の誤謬として労働分配率の低さがあって、それはかなりの部分で現状の良くない面の要因とは思っています。しかし、ものしりん氏になくて僕は感じやすいのは仕事柄「土地」の存在で、したがって出てくる考えは異なってきます。

著作特に本書を見れば明らかなのですが、氏の経済認識には「資本」「労働力」しかないようです。
不動産業者の考えはそこに「土地」が必須で加わります。だってそれがしごとだからですから。
土地はある意味現代の国家の基幹です。人口密度の極端に薄い砂漠も国土があれば「ここは祖国だ」と主張することができます。南極は誰のものでもないことにしよう、とか月の土地の分譲とか、存在するための場所は経済の、あるいは国家の基幹なのです。
「国破れて山河あり」ではないですが、たった一人になっても国土があればそれは国家として存在します。

氏の考えでは、日本は債務でやがて押しつぶされて財政的に破綻し、極端な通貨安と悪性のインフレに襲われ、その結果としてしか再生はありえない、との相当に悲観的な未来のようです。
私から見ると、少し違う将来はありえるように考えられます。
老朽化などの問題はあるにせよ、国土の隅々まで高速鉄道・道路・電気・水道など必須のインフラが整備された土地に過去数十年間いや数百年以上莫大な投資が行われてきています。
農地や森林など、近年の経済原理で見捨てられているところもありますが、北朝鮮・中国のはげ山から見ればまだまだ立派なものです。
ましてや都市部・そうでなくても人の住むべく整備されているところは世界を見渡せばもものすごい価値があると思っています。
所有権さえ不明になるまで放置したのは、もちろん国民ですが短期的に有用でない資産を個人が重視することは困難であり、長期的視点で管理すべきは国家だったと考えます。

経済を土地・資本・労働力と考えると、土地資産が膨大で、課税対象としてものすごく優遇されていることは明らかです。
つまり労働分配率を上げるというよりは、土地資産課税を強化したほうがおそらく経済は活性化し、国家財政も改善しうると思っているということです。

私も経済の専門家ではないので感覚的ですがそのよう思っていて、氏の指摘するようなクラッシュ前提ではない未来がありうると思います。
どうもモノシリンは一度クラッシュして、既存のヒエラルヒーの解体が望みのようですけれど、私は中共の一部やアメリカの一部となった国土を子供たちに残したくはないと思います。

結論が見えて新刊を買った買いがありました。「モノシリンによろしく」

2020/04/25

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