「知ってはいけない2日本の主権はこうして失われた」矢部宏冶

『「知ってはいけない」矢部宏冶 』 のエントリで読後に感じた「滑った」ところがより強く感じられた内容でした。
2018年朝鮮半島での緊張緩和が演出されるさなか、著者も気持ちが高揚していたのかもしれない。
民族主義と民主主義と谷川雁を思い出しながら読み終わりました。

人は自分のよって立つところからの見え方しか表現できないし、それを承知の上で何かを表現したい欲求もある。
そうでなければまるで辞書の様に事実を列挙するしかないが、それでさえ事実と判断する自己があっての話。

しかし事実だけを並べた時に、「その時」の判断が「その時」に効果があり、その効果が発揮されたのちには別な判断を行ったり、前言を翻すようなことがあったとしても修正しなければならないときはあるだろう。
何しろ「その時」に最善の判断・方針であってその後も有効であるとは限らないのだから。

本書・前著でもかなりきわどい判定をされている岸・佐藤兄弟の後継者である現ソーリ。
憲法改正についてご執心であるが、いろいろ勉強されたうえでのことかどうも心もとない。
自民党は改憲を党是としているから、などという教条主義的な考えでもなさそうだし、GHQが作った憲法のもとで独立国などありえないと爺様たちの言いつけだけは守ろうとでも思っているのかもしれない。

問題は当時、かなりもう戦争はこりごり、もう少しましな状態にしようぜという考え方と、それでもアメリカファーストみたいなことがないまぜなまま、気づいたら東西冷戦になって、おいおい話が違ってきてるよという経緯。
その過程で日本国内での説明責任が果たされなかったのに、経済的には戦勝してしまって金持ちになったことが、何か不磨の大典みたいな状態にしてしまったということなのかもしれない。

本書で取り上げられた日米間の交渉の前段として当時のそしてその後の連合国(UN=国連)の過去と現在を語ってほしいと思うのであります。

2020/06/15

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