「父の謝罪碑を撤去します」 大高未貴

今年の春先来の韓国での泥仕合があって、いったい何なのかと思い立って読んでみた。
出版は2017年だから少し前の状況でのレポと吉田氏の長男に対する取材の形で構成されている。

はっきり言ってよくわからない内容であった。
著者と奥茂治氏とは無縁ではないようだが、その点はあっさりスルー。

立ち位置的にはやや右側で、コミンテルン以来の共産勢力の浸透を危機感をもって眺めているという感じだろうか。
このようなノンフィクションレポートを出すのであれば、いかにも中立のジャーナリズムというにはかえって、文意をとらえにくくするように思われる。
著者のスタンスと視点を明らかにして、事実に基づいての叙述の部分と、推定している部分を峻別してもらわないと、曖昧模糊とした不透明な印象になる。

結局、吉田証言は朝日新聞も否定しているように虚偽であって、それは吉田氏の個人的属性によるものなのか、それともほかの力(本文中であちこち漂わせている情報)によるものなのかの判断は読者に投げている印象だ。
韓国でのユン・ミヒャンの疑惑報道を見ると、どうも左派の政治的思惑で動かされてきたのかとは思うが、本書ではそこまで断定的ではなくにおわせている程度。本書出版時ではそこまでの情報だったのかもしれない。

問題をその政治的な思惑と演じた役者、だまされたふりして主導した左飛新聞や乗っかった各国政治家に見るか、もう少し広く見て性差別問題とみるかで受け止め方は変わってくると考えるし、個人的にはそのどちらも問題と思う。

あとがきを見る限り著者の主眼は前者の政治的問題としての取り上げなのだろうから、読者の理解のためにも自身の考えを明確にすべきだったと感じた。
戦後の日本の置かれている状況を考える際には知っておいてもいい内容と視点かもしれないが、だからどうしたという読後感である。

内容は薄いのでさっと読める点は良い。

2020/07/29



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