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不動産おやじの適当読書録

不動産おやじの適当読書録

『「古事記」に秘めた思い』斉藤登

著者の斉藤登氏の奥付の経歴を見ると歴史の専門家ではない。IT関連・データ分析のコンサルティングをされていた(いる?)そうだ。長い事不自然と思っていた古事記と日本書紀がなぜ同時代に編纂されたかに関して、氏の見解は明快だ。 古事記は神様向け、日...
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『「縮み」志向の日本人』 李御寧

講談社BOOK倶楽部より 何かを読んで書名に突き当たり読んでみる、というのが最近の本の読み方になっている。以前は書店に足を運んだり、図書館で書架をウロウロしながら「読みたい」書物を探していたように思うが、ネット通販にすっかり適応してしまった...
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「歴史×経済で読み解く 世界と日本の未来」井沢元彦・中原圭介 

井沢元彦・中原圭介 対談集 井沢元彦の対談と思って読んでみた。このところ井沢元彦の歴史観にクエスチョンマークが個人的についていたので現代経済の情況の話の中でその史観が同意展開するのかという意味で興味深かった。 不勉強で中原圭介という人の本は...
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「沖縄のハルモニ」山谷哲夫

サブタイトルはこれでよかったのかと思う「大日本売春史」著者はあとがきの中で本来「大日本帝国売春史」だと書いている。いやそこじゃなくてと言いたくなる。このところFCレーダー照射とか徴用工の補償など、日本と朝鮮の間はどうもぎくしゃくしているが、...
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「日本史の謎は『地形』で解ける」竹村公太郎

PHP研究所HPより 先日の不動産流通推進センターの研修会で聞いた竹村公太郎氏のお話が、大変興味深く、氏のPHP文庫になってる三部作をまとめて借りてきて読んだ。 以前から日本史は(日本史に限らないのかもしれないが)どうも文書資料や遺物遺跡に...
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「超資本主義」吉本隆明

Amazonより 随分昔の本である。オウム真理教の一連の教団当事者はそれぞれ処刑されてしまった。サリン事件のころ、自分はまだ30代半ばで子供が二人でバタバタと追いこまれたような状況で七転八倒していて、ある意味世の中のこと全般より、半径2キロ...
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「戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊」川島博之

講談社BOOK倶楽部 のサマリーだと 「20年間に40回以上も中国奥地の農村を訪れ、合計300日にも及ぶリサーチを行った著者の結論――9割が中国沿海部に滞在している日本人の「上海メガネ」からは、彼の国の一片の真実も見えない! 「韜光養晦」は...
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「大西郷という虚像」原田伊織

株式会社 悟空出版 『大西郷という虚像 「明治維新という過ち」完結篇』 先日のエントリー『「官賊と幕臣たち」読んでみた』 の完結編という謳い文句で読んでみた。 本来なら「明治維新という過ち」から読むべきなのだろうけれど、何せ100円になった...
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「江戸の貧民」塩見 鮮一郎

なんと無く惜しい本だった。作者の塩見鮮一郎は知らない人だった。 自分の関心は地理的なことと市井に人の暮らしぶりの関連からだったので、冒頭三分の一くらいまでの浅草周辺の部分は興味深かったのだが。 後半は身分制度に関する記述がほとんどになってい...
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「官賊と幕臣たち」原田伊織

最近非常に感じている国政に関しての違和感がどの辺から来るものか考えるヒントになりそうな本だった。 能力的には全くふさわしいとは思えない、ソーリ・副ソーリだが、血脈的にはソーリはともかく副ソーリは薩摩の末裔でお二人は親戚である。 地理的に見れ...
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