
物件選びは○○カウンターで!とかCMしてるけど、現実そんなに簡単じゃない。
そもそもユーザーの要望がまとまっているかっていうとそうでもないケースがほとんどなのだ。
予算 ○○万円
地域 〇〇銭沿線の○○区内 駅徒歩7分
間取り ○○㎡で3部屋以上の個室
マンションで管理費修繕費は 〇〇円以内
階層は2階以上で眺望良好、騒音がなく治安が良く、商業施設が近いこと。
なんだかしっかり考えているかとおもうでしょ?
そうでもないのです。
駅徒歩7分の時点で面積はπ×0.56㎢=約1㎢であります。ちなみに渋谷区の人口密度13000人/㎢(平均)くらいなのだ、駅近くは当然もっと高い1人当たり77㎡しかなくて、そこには道路や非住宅や公園や駅もあるのだ。さあ計算してみよう駅も近いし6割はそうした住宅用地以外とすると一人当30㎡しか一人当たりの土地はないのだ。
そしてそれはすでに人の住んでいる分である、割り込む隙間はないに等しいところにねじ込むということだ。
そんなこと考えたことのあるユーザーにあったことが残念ながらない。要望はそこから多少はマシなのを選択する基準なんだよね。
いくらでも費用かけていいというなら何とかなるかもしれないがそんな人はいない。費用と効用の問題だから当たり前。
そうすると何が優先度下げられるかが問題になるのだが、これまた難しいのであります。
単身の人は割と簡単に判断できるのだけど、ご夫婦とか変数が一つ増えるとぐっと複雑になる。資金面で親御さん絡んだりするとなおさらである。
何を言いたいかというと、早めに譲れるところを聞き出せるスキルがないと大変だよってこと。
一生懸命やることときちんと仕事することは違うのだ。
それができないので週末超えると息絶え絶えになっているのが僕です。