
ウクライナの戦争・パレスチナも先は見えないのに、今度は印パ紛争が再燃している。
巨視的に見れば、東西冷戦に勝利したアメリカが、それもつかの間資本主義の奔流に流されて世界一の債務国で、かつその覇権を維持し続けられるか、それとも異なる価値観(このところそれも怪しいが)を唱える世界の国々が現状の変更を成しえるのか、と言ったところなのか。
制度的にはおそらく、現在の多数決・少数意見の尊重という民主主義的な意思決定と、資本主義的な経済活動による格差拡大を修正する社会主義的な国家運営が、国民国家としては収斂するところだとは思う。
現在起きている世界の紛争は、そうした国民国家の存立にかかわるような問題で、宗教や言語、はたまた人種によるものが根底にあるように燃える。
今回の印紛争もイスラムとヒンドゥーの対立、イスラムとユダヤがパレスチナ、ウクライナも根底にはロシア正教とし西ヨーロッパのキリスト教の差や、人種(そこまで違いがあるのか知らんけど)の問題があってのことなんだと思ってる。
自分が何か宗教心まあ無宗教というか、日本教なんだろうと思っているので、宗教の違いで殺し合いまで行くってのは理解の外の話である。
エルサレムが3つの宗教の聖地であるということと、地理的にアジアアフリカヨーロッパの結節点であることは多分リンクしていると思う。
多種多様な人と物が行きかうからこそよって立つところが必要とされたのだろうが、自己を確立して肯定感を持つということは他者に対して否定的になるという側面もあるに違いない。
地理的に僻地にある日本はその意味で幸せな面がある。
それでもこれだけの人が食っていくには世界が平和であることは必要だと思うし、何とかできないものなのかとは切に思うのであります。
ピースふかすぐらいしかできないけど。