テストランといっても僕の車ではなく、バアサンの歩行器であります。
数か月前から盛んに歩行器のことを言い出していて、近所の生協と花月園公園くらいは行きたいだの、デイケアの際にマンションの廊下を歩くのがしんどいだの理由をグダグダ言っていたのだが、ついにテストランまで来ました。
僕はカタログで見て、パワーアシスト・ブレーキ付きのタイプに決めていたので、問題はやや座面が高そうなのと・自重が大きいので取り回しがどうかということだけ気にしてた。
介護用具の方とケアマネとお二人で来ていただいて、アシストありとなし合計三台も用意してくれたのでお試しすること約1時間。
当初、バアサンは執拗にアシスト付きを拒否していて、おそらく理由は費用が毎月数百円高いからなのだろうと思っていたが、どうやら操作方法が難しいと思っていたのが主因だったようだ。
以前にも書いたがわが老朽マンションの周囲はすべて坂なので、上りはともかく下りで手を離したら転がって行ってしまっては事故に結びつきかねない。僕から見るとアシストはあまり問題ではなく手を離すと自動でブレーキがかかる、その一点でだけで決まりなのだ。
ヒイヒイ言いながら帰宅して、僕が問答無用でアシスト付きでお願いしやすと告げたが、バアサン反論ナシ。ケアマネさん曰く「やっぱり楽なんだと思いますよw」
折りたたむとベビーカーくらいの大きさで狭い玄関でもなんと置いておけそうである。これでCOVID19で出かけなくなって弱った足腰が多少なりとも維持できるならいいのだけれど。
一番驚いたのは亡父の7回忌にお寺まで歩いていくのが本当の目的だったみたいな話。
いやそれは無理でしょというが馬耳東風。緩やかな坂を通っていくから大丈夫らしい。最後の階段どうやって上るつもりなのか、また一番緩やかなルートだと目の前のお寺まで倍は遠回りであることは無視しているようではある。車出すから考えることもなかろうにと思いつつ、目標持つというのは重要だよなと再認識。逆に7回忌過ぎたらがっくり来ないか心配にはなるが。
昨日の病院・今日の歩行器、なんだかバアサンに時間取られていて、相変わらずの匍匐前進中。
それでもお歳暮も頼んだし、室内の古くなったアンテナの同軸ケーブル引き回しの交換もやった。
何言ってるかわからないかもしれないが、昭和53年築のマンションにおいて、電話アウトレットは玄関に1か所、TVはリビングに1か所が標準仕様である。玄関はブザーじゃなくてチャイムってのがパンフレットにでかでかと書いてある時代である、なぜ玄関に電話か、それは呼び出し電話の名残だろうけどわからない人はお年寄りに聞いてくれ。
夕方になってしまったがラジオ体操もして、何とか平常運転ペースになってきた。
痛み止めのおかげである。
まだ6週間もあると思おう。