予想できないわけない@厚生労働省20250212

高額医療費の負担限度額の引き上げで厚労省が袋叩きになっている。
そもそも現状で年収770万円で手取り500万円強ぐらいで住宅ローンあるいは家賃払って子供の教育費払ったら、自分の医療費もう払えなくなるの目に見えてるじゃん。
思い出すのは透析の治療の問題。駅前だけど透析専門病院が2か所あって、皆さんタクシーもしくは病院手配の車で通院している。透析していると障碍者だからね。勿論治療行為そのものがどうこうじゃなくて、透析が障害認定で、がんは障害じゃないってのはどうなのよって話であります。

勿論、一定水準の収入がある勤め人であれば、会社の健保でそれなりに補助は別途あるだろう。その最たるものが公務員だとは思うが、民間企業で2年超えてしかも治療と並行して仕事しながらって結構難しいと思う。
自営や中小企業で一定の水準の収入あったら健康保険バカみたいに払って、自分が万一高額医療必要な病気になったら(それも中長期の治療が必要になったら)とても支払えないような治療費の自己負担ってなればみな起こるの当たり前じゃないか。

厚労省の官僚だってそんなことはわかっていると思うな。
なんだか、今回のは「僕たち言いましたよね」というどこかの切り込み隊長みたいなハナシではないかと思っている。
人口の動態なんて出生数と死亡数追っかけていればそんなに難しい算数じゃないし、そもそも20年以上前にわかっていたハナシ。
必死で食い下がったであろう官僚の皆様に選挙で当選されたセンセイから、ああせい、こうせいと言われ続けてこうなったというところなんだろう。

政府は今年8月から段階的に引き上げる予定だったというが、国会に法律出しているわけでなないので政令で改定しようと思っていたってことなのかな。得意の閣議決定か。
黒子さんは厚労省なんだろうけどそのココロは?というところだろうか。

医療クラスタが一斉に反発しているのは何だろう?とは思ってる。
現場の医師の良心なのか、それ以外に理由があるのか。前者であってほしいけど。

いま、外国籍の人の医療ただ乗り論・生活保護の人の医療費無料はオカシイ論、高齢者医療費使い過ぎ論、いろいろあるが、どれもそれなりに気持ちはわかる。
好き勝手やてくれて後期高齢者の仲間入りを無事された団塊世代がこれから本番迎えるって時に、子供つまり保険料の負担者はちっとも増えてない。
無い袖は振れないけどどうしますか親分?みたいな感じであろうか。
僕ももう還暦過ぎて高齢者に近いので、年寄りにはいいよと今のところ思ってる。
往生際ではどうなるか知らんが。

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