
しばらくさほどの大型物件の内見がなかったので、総戸数700戸超の物件の内見は疲れた。お客様は当該のお部屋とごみ置き場と駐車場を見るだろうから、どういうルートで見ていくか、共用部と出入口(複数あるのでとりあえず全部見ておく)周辺環境、元付の担当で自分が何回も行っていればある程度把握しているが、今回は当日初めて確認だったので、もはや迷路歩いてるような感じでありました。
タワマンもそれなりに複雑なのだが上下に移動するのが中心だからさほど歩かないのだが、平面的に広い物件だと歩く歩く。
思ったのだが、設計者は動線のこと本当に考えてるのかなぁということ。
確かに共用の施設棟と住戸棟と合わせてざっくり8棟くらいに分かれていて、共用棟へのアクセスと外部とのアクセス、駐車場・駐輪場に採光、そして各住戸のプライバシーとセキュリティーなど要求レベルは高いところで充足されているのだけれど、平面的な広がりがある中でヒトの歩く距離長すぎ。
部屋のドア出てメインエントランス出るまで5分はかかるだろ。
うちくらい古くてセキュリティのないマンションだと30秒だよ。
なにに価値観を置くかってのもあるから一概に言えないけれど、世帯数考えると一つの街がクローズした空間の中にあるわけでがらっぱちな地域で育った僕だとなんかなじまないかも。
リソーとマンションなどでも割とよく見られるけれど、共用部が充実していて規模が大きいとそこへのアクセスのための通路が結構複雑になっていたりする。箱根や湯沢あたりに結構あったりするタイプ。
たまに行くならいいけど、毎日だと面倒かもと思うことがある。
それと比較すれば全然すっきりとしていて合理的なのだが、その分屋根の下ずっと通ろうとか、階段避けるとかいうと少し遠回りになったり。なかなか正解はないのかもしれない。
今日は内見でもまよわず見ていただきたいところは行けたと思う。
実際住む前にはもう一度確認してもらわまいと最初は戸惑いそう。
でもいい物件だった。