大騒ぎ@関税20250402

ちょっとぉ、ちょっとちょっと、てな感じでまさかの日本も自動車25%上乗せに、相互関税で大企業の消費税還付まで補助金とみなされそうで、あれやこれや言っても、予想の難しい人が大統領やってるので経済評論家も投げ出してる感ある報道が目立った日でありました。

思ったより寅さんは首尾一貫していて、19世紀のアメリカが良いと思っているようだ。世界のごたごたと関係なく、豊かな資源と東半球からの距離とで南北アメリカで勝手にやらせてもらいたいということなんだろう。中東で石油が出る前の世界である。
パナマ運河もなく、核もなく、南北戦争から半世紀たって国力が上昇中のアメリカを理想としているようだ。
それでもアメリカが世界の盟主であることは譲りたくないのか、アジア人蔑視が強いのか、中共の台頭は許したくないようにも見える。実際長いことアメリカの保守層が嫌悪するコミュニスト・独裁国家なんだから、論を待たないってことなんだろう。

そこに矛盾がある。と考えているようには思えない。
製造業は技術の蓄積もだが、製造に関するすそ野が必要らしい。最近僕が感じるのはファスナーk来の話だが、YKKのファスナーはよほどのことが無い限り壊れない。隣の大国のファスナーはあっけにとられるくらい簡単に壊れる。一事が万事とは言わないが、安く作ることと品質で手抜きすることは相反することではなくて、両立するから世界のシェアが採れているものがたくさんある。
携わる人の熟練もあるが、メンタルの要素も大きいだろう。日本はなんでも「道」にしてしまうし、労働は美徳みたいなところがあるが、世界であまり類を見ない国民性なのではなかろうか。
欧米や中国の人が雑だとかではなく、むしろ優れた技術や発想は、そっちの方が多いと思うのだけれど、日常の些末なことへの丁寧さが違ってるように思う。
辺境の島国ゆえのみみっちさというかそんなところだろうけど、製造業の担い手としては結構いい方に出ている気がする。

日米の貿易摩擦のとき、アメリカはどうしたか。無理やり日欧にドル安飲ませたではないか。製造業が衰退する中でドル安にしてしのいで、その間に今に至る金融で生き返ったのではなかったか。ドル安にしても製造業は蘇らなかったのは中共のせいなのか?それを望んだのではなかったのか。

自由主義陣営のリーダは降りたくはないようだが、欧州は認めるのだろうかね。
こうなると日本の核武装とかワーワーうるさくなる気もするし、これ以上カネ絞られるくらいなら、中共とウィンウィンに持っていこうとか、騒がしくなりそう。
そもそも西半球だけでドル基軸成り立つと思ってるならおめでたいけど。まさかね。

80のジジイに世界をけん引させたらだめなのは、どの国も同じということか。

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