亀戸に縁が多少なりともできて40数年経過しているが、亀戸天神にお参りしたことがない。
亀戸駅から明治通りを北上して蔵前橋通りを西に折れて参道の手前の角をまた北上、東門をかすめてさらに北上して向島警察あたりまで歩いた。

香取神社の手前にはスーパーオリンピックができたがいうのことだったろう。ずいぶん以前ではあったが。曳舟の駅前が再開発されてイトーヨーカドーができたのもずいぶん前のことだった気がする。
橘商店街、たから通り、もう共有できない地域の面影。

自宅周辺花月園の景色はすっかり変わった。これから先、どのようにこの街と自分は変わっていくのだろう。
もしかすると、思いがけない災害で風景は極端に変わるかもしれない。縄文海進のことを思えば、現在の危機といわれる温暖化を人知で回避できるかどうかも怪しい気もする。何十億年の時の流れを考えればほん泡沫のようなことで喜んだり怒ったり、助け合ったり殺しあったりしているのが人間なのだ。

数十億キロも離れた星に行くこと、量子の働きで計算する事、ありとあらゆることが可能になっていくけれど、目の前のこと一つ解決できない、矛盾が、もし矛盾でないとすればなるべくしてそうなっているということなのだろう。
受け入れていくしかない。
わかっているつもりではあるが、なかなか難しいこと。