
賃貸の連帯保証人に、いろいろあってなっていた。
夫婦ともとうとう自立できなくなって福祉のお世話になることになったことが、全然別なところからの連絡で発覚して、数か月。ようやく賃貸でお世話になっていたところの退去の清算金額が出てきた。
基本は払わなくてはいけないのだが、いろいろあるために最終的には僕が支払うわけにもいかないので気が重い。
余裕があるとかないとかではなくて、親族間のあれこれが関係してくるからである。
彼ら夫婦の子供はすでに若くして病に斃れてしまって老夫婦のみの世帯である。もともと持ち家はあったが、諸事情で売却した。
競売寸前だったのだが、親族ということで頼まれて、関係方面いろいろ調整して普通の売却に持っていき、行政の滞納分、銀行の支払いもすべて完了していくらか資金は残った。
極めて安い物件であれば購入可能だったので、強く勧めたのだが二人は便利のいい場所の賃貸を選び、生活のレベルもさして変えなかったようだ。
数年で破綻するのではないかと危惧していたがその時が来たということだ。
昔から知っている親族だからこそもっと強く言うべきだったと後悔している。
高齢になり収入が落ちていく半面、別な賃貸に移ることも難しくなるし、病気その他で支出は減ることが無い。せめて持ち家であれば団地の管理費程度であれば今の倍の年数持ちこたえただろう。
いざ、どうにもならなくなっても家はいくらかでは売れる。
認知症も進んできているし、脳梗塞にガンだともいう。
バブルで痛い目にあった自分が言える話でもないが、持ち家を何とか維持しているということは高齢者にとっては極めて重要な安全弁になると思う。
できるだけのことをしてやりたい気持ちもあるが、ある程度以上は難しい。
この件片付けて仕事に集中したいところである。
危ない橋を渡りそうなとき、やっぱりしっかり止めること大事だと思わされる。