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景色は立ち位置で見え方が違うねという話

「橋下徹「首相辞任を3時間でも早く報じようとするマスコミの非効率」日本をダメにする最悪のコメント」

ダイヤモンドオンラインの記事面白かった。

あまり筋の良くない顧客相手の弁護士稼業から、日本を代表するような論客になっただけあって、通すべき筋があるということなのかもしれない。風を読んでエネルギーにする姿勢は大したものだ。

法曹としてまた政治家として、モリカケの口利き的なことはともかく、サクラの公職選挙法違反の疑惑に関して未解決のままのソーリに「ご苦労さまでした」というマスコミこそウエルカムなんてなかなか言えない。

政治手法として、民主主義は数として選挙に訴える手法をとってきたのだし、法律の専門家でもあり、直接選挙で選ばれた地方首長を務めていたならなおさら公職選挙法疑惑にかんしては知見も深いに違いない。

市井の一般人である僕から見ると、安倍政権のやってきたことは、
アベノミクスは日本経済の現状分析を誤ったスタートであり、結果として残ったのは実質賃金の低下と格差の拡大、財政悪化だけであった。COVID19の問題はそれまでの結果には影響していないが、今後より顕在化させる要因となった。

外交は気前よくばらまいたが、カンボーチョーカンの協力もあり各国の発展に寄与するというより日本企業のカンフルになったほうが大きく、領土問題は何の進展もなくむしろ後退した。アメリカへの滑稽なまでのお追従外交は余人をもって代えがたい内容と言えるが、地位協定見直しなどの根本的関係改善なしで意見の疑いもある安保の解釈変更をおこなうことで、アメリカ以外の国々から見て不安を増大させることになった。
中共との関係も、世界が独裁国家として脅威を感じ始める中、官邸官僚中心と思うが経済目線で関係改善に動き、それにもかかわらず地政学的には重要な朝鮮半島との関係は最悪にもっていくよいう理解しずらい状況を作った。

憲法改正は必要とは思うが、現行憲法さえ逸脱するような政権が音頭をとる改正にコンセンサス得られるはずもない。

こんな感じなのだが、橋本氏にはどうも違うらしい。
ただ、何をやったと考えているかは書いていないのでよくわからないけれど、ずいぶんと美しいソーリに見えていたみたいで立ち位置によって見え方が違うし、自分以外の視点も必要だよななどと苦笑いなのだ。

2020/090/03

 

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