
不動産屋にとってIT技術というのはかなり遠いところにあったものだった。まあどの業界もそうだったかもしれんが2000年ころ、集客にインターネット使おうといった当時の社長に、「役に立たんのではないか」と言われながら、まあ代理店使ってやってみろやみたいなハナシだったこと覚えてる。まだ住宅情報と言えば電話帳みたいな厚さで出回っていたころの話であります。
わずか四半世紀で紙媒体はほぼ商用としては消滅して、ポスティングなどのフライヤーはまだその有用性はある程度維持しているものの、ネットなしでの営業は考えられないようになってしまった。つまりそれ以前からこのお仕事してる人にとっては異次元の世界に生き残ってしまった状況なのであります。
それでも何とかやっているわけだが、いろいろ技術も進んで10年前にはこれでヨシ、みたいなものがどんどん陳腐化しているのではないかと感じてはいるのだが、どうすればいいのかよくわからない。
工作機械でPC9801とフロッピーディスクのプログラムで動かしてるけど問題なし、みたいな世界である。目の前のお仕事には問題はないのだが、外を見ると取り残されていて、全然問題ないのは閉じられた世界の中だけのハナシになっているようだ。
変えるのは大変だけれど、何もしないでは生き残れない。
やっていくしかないだろう。少し関与度高めておかないとまずいことになりそうな予感。
やること追加だけど、作業量減らして成果が高められる努力はしないとね。
おやじ二人で話しても全然煮詰まっていかないのは問題がよくわからないからなんだけど、少し詳しい人に訊いてみることにした。
とりあえず相談する。




