
石破ソーリがここまでダメ男だとは思わなかった。
私立高校の無償化やら高額医療費負担限度の引き上げとか、全然話にならない事ばかりしている。
結局政権の維持が一番になっている感じだ。
なんとなく政治資金の問題で選挙で負けたような気になっているかもしれんが、多分全然違う。
むしろ、野党の現役世代の負担減、消費税の引き下げ、給付ばらまきのあまり現実的ではない政策提言が皆の耳目を集めて、自公による政権運営よりも、そちらの方がましではないかという流れなんだと思う。
現実的でないというのは、一番の問題がこれからやってくる団塊世代の高齢化に対して、現役世代の負担を減らして、国債などで対応すれば景気が良くなって世の中回るなんてのは幻想だと思うから。
食物とエネルギーが自給できない国において、通貨が安くなる政策をとり続ければ物価は高くなるだけ。
戦後の高度成長を成し遂げた理由は昭和一桁依然の人が猛烈に働いたこともあるだろうが、朝鮮戦争による特需が最大の理由。当時の通産省がどうこうとかより戦争の需要がなければ復興なんてしてない。
そこで爆発的に増えたベビーブーマーは、大量の無駄ムリを作って高度成長以降の世の中を支えてきた。今その世代が後期高齢者になる。
別にベビーブーマーが悪いわけではない。彼らの世代は競争も激しかったろうし、足りないものもたくさんあったろう。おかげでたくさんの無駄と制度上の不備が生まれたわけだ。
人口は増え続け、産業は発展し続けるなんてことは世界史見ても続いたためしはない。
見たい未来だけみていたということなんだろう。
政治家は時に非情な決断も求められると思う。
今なすべきことは現役世代の負担を減らしつつ、国家として通貨をある程度守ること。
今やっていることが中長期的に何をもたらすか。考えられないなら政治家やるべきではない。
政権かけて消費税やった野田氏。ダラダラ効果のない通貨増発と消費税引き上げをやった安倍氏。
何も決められない石破氏。
後世でどう評価されるのだろうか。