
上の写真みて何かすぐわかる人は少ないだろうと思う。
その昔お風呂にあったバランス釜というものの吸排気用の躯体の穴にはめ込むタイプの給湯器であります。給湯器を設置するスペースがあれば、穴をふさいで別な場所に設置することが多いが、場所がない場合に対応した給湯器が製造されているのであります。
建物より給湯器の方が先にダメになるし、お風呂直すなら浴槽できるだけ大きくしたいからバランス釜邪魔ってことになるよね。
実は我が家も昔はバランス窯だった気がする、気にしてないから忘れたけど、父が不自由な体で入浴できるように浴室変えた時に給湯器は、パイプスペースの空いてるところにつけた気がする。
お客さんのことはよく覚えているのに自宅のこと全然覚えてないって何だろうか。
明日は別件のリフォームの打ち合わせがあるので、見積もりをチェックしてた。
僕は工事費のことはわからないから、ユーザーの要望項目が見積もりに反映されているかの確認しただけだけど、僕の拙い伝達内容でよくもれなく見積もりできると感心する。
いつも似たようなことしているからかもしれないけれど、現調して要望に基づいて見積もりするってのはかなりの作業量。しかも見積もりに齟齬があれば請負だから持ち出しになてしまう可能性もある。
気を使う仕事だと思う。
その昔は、知り合いの大工さんというのがいて、中学生のころ住んでいた家はいつ終わるかわからんくらいのスピードでリフォームしてた。大工さんの身なりはまさに大工さん。頭にタオルでハチマキ、地下足袋はいて、釘を口に含むし、道具はほとんど電動なんて持ってなかった。
日当という考え方であればすごい金額かかってたんじゃなかろうか?小さな家なのに。多分請負でやった分だけで期限なしみたいな依頼だったのだろう。亡父自身も職人と言えば職人だったから。
今はリフォームに関しておいろいろうるさくなって、今度の建築基準法改正で大規模なリフォームにかんしては耐震設計求められるようになる。町の大工さんでは耐震の設計図ひけないところも多いだろうからすみわけ一層進むのかもいしれない。
図面も引ける・営業と工事が別・瑕疵保険は行ってるとか求められると規模が必要で、どうしてもコスト上がる。化粧部分や設備の更新なら、街のリフォーム屋さん・大工さんの方がリーズナブルな価格でできる。
大手不動産会社も高コストで、提携先リフォーム業者も高コスト。
小さな町の不動産屋はその辺がチャンスなんだろう。
建築もリフォームも声かける先があって助けてもらっている。お客さんもよし、業者さんもよし、僕もよしってのが理想だけど、いまみんな忙しすぎ。営業している暇なんてないというか断られることもしばしば。この先どうなっていくのか不安ではある。