進歩とは@世界情勢20250202

トランプ大統領は関税が大好きのようだ。
自由貿易にすっかり慣れた世界で、考えてみれば「経済制裁」をやたらと発するのはかの国である。
資産凍結とか関税とかが有効なのは、ある意味ドルが今のところ基軸通貨だから「だった」。
今時は、グローバルサウスの国々(多くは資源を多く保有する国家)が、ドル基軸態勢に対抗している状態で、その効果がどれほどのものか、よくわからない。
先の2度の世界大戦はなんとなく、ドイツが引き起こしたように語られるが、その前段として経済のブロック化があったことが、現代の状況とよく似ている気がする。
かつてのヒトラーは現在のプーチンかもしれないし、トランプかもしれない。可能性は高くないと勝手に思っているが中共のプーさんかもしれない。
中共は経済の失策があって今のところ主役にはなりそうもないが、大陸国家としてかつてのモンゴルン版図を考えているかもしれない。

国家指導者というのは人気商売な面もある。他国はどうあれ時刻が富貴であれば政権は維持できるのだろう。今のロシアは西側の資金・技術でソビエト時代には非効率だった資源開発で金はある。
国有化したのは、ある意味信義則に反していると思うが。今はプーチンの私物みたいなものだから始末が悪いけど。もし、ロシア国内でインフレの抑制ができず、いつまでも軍事にばかりお金が回るようであれば、ソビエト崩壊と同じようになると思う。
中共に隙を見せればタタールのくびきの再来だが、核保有国である両大陸国家は協調して、西欧・アメリカの覇権に対抗しているのだから、ロシアの軍事力に利用価値がある当面は現状の関係を維持するのだろう。

20世紀初頭と違うのは植民地がすでにほぼ存在せず、むしろ旧植民地が大きな力を保有している点だが、いかんせん軍事力では西欧・アメリカ・ロシアとは比べるべくもないように見える。
中共は軍事力強化しているが、対外戦争で勝利したことない。インドもパキスタンとやりあってるが事実上内戦だろう。中東は今のところイスラエルが圧倒的だが、よくわからない。
アフリカ・南米の諸国はなんとなく中共のブロック経済に債務の罠でハマっているようには見える。
これまでのいわゆる先進国と発展途上国の競争が進行して、力が拮抗してきたら一番のジャイアンのアメリカが19世紀に戻っちまった感じである。

山の名前を変えるというからググってみるとマッキンリーの政策を模倣している気がしてきた。
MAGAはレーガンである。
新しいことをやっているのではなさそうだ。
二人ともというか三人とも銃撃されているが、レーガンとトランプ(今のところ)は死ななかった。
様々な技術は進歩していると思うけれど、ヒトの進歩はどうだろう。
トランプ・プーチン・習近平、年寄りはサッサと身を引いて、進歩した技術がネイティブの世代に道を譲ってほしいのだが。
権力とは魔力があるのだろう。フジサンケイグループの爺さんなんてかわいいものだ。
全力で報道しているのは平和の証かもしれないが、実際どうでもいい。

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました