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お盆のこと

世間一般ではお盆は8月で旧盆でやるところが多いでしょうが、鶴見区でも海沿いの地域はなぜか新暦の7月お盆が多いです。
なぜか?わかりません。
もともと、お盆なんてただの休みでしかなかったのですが、父親が亡くなってからは長男であり母親がいる手前なんかやんないと申し訳ないのと、近所のお寺の合祀の墓所ができて、そこに納めさせていただいてなんちゃって檀家みたいになっているので、お寺から案内もいただくものだから、お盆の「かたち」だけはやってます。
仏壇に提灯つけて、藁の馬と牛を飾って、いつもより少し賑やかな果物等お供えしております。

お盆はよく地獄のふたが空いて帰ってくると教わりませんでした?
でも自分の親が今どこにいるのか問われれば天国とか極楽とか答えるではないですか、なんか変ですな。
もともとは盂蘭盆会、施餓鬼が由来のようで、すべての比丘尼に食物を施せば餓鬼道にいる自らの親にその功徳が及ぶなんてことらしい。
いろいろ変遷があって地獄の年に一度の定休日みたいな話になっているようです。

養老先生じゃないけど死んだら「何もない」と思っているけれど、死者を想う時間というのは結局生きている自分のことを考えるという時間に他ならない。
今年はお寺の施餓鬼会もCOVID19の影響を鑑みて中止となってしまったけれど、お塔婆を上げるのとたまたま月命日もはさんでの期間ですので明日はいきます。

年齢を重ねるとだんだん信心深くなると思われてますけれど、どちらかというとそれより先人のやってたことを自分で中断していいのか?という自信のなさの表出かもしれないですな。

2020/07/13

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