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アメリカの選挙終わって

日本の最近の住宅市場は活気づいているといっていいと思う。
レインズのレポート見ても春先の自粛の反動とは考えられない取引内容になってるいるように見える。

忙しかったので適当にまとめたけど、改めて数字見ると前年比での価格の上昇は中古だから消費税関係ないし均した数字での上昇は、街中の様子とのギャップを感じる。

不動産市況考察 2020年10月

新築マンションの供給が減ってるからとか、在宅の仕事スペース確保とか、なんやかんやと理由はあるのだろうけど、そんなことでは、人は頑張ってローン組んで家買おうなんてそうそう思わんというのが僕の考え。

お客さんと話していて気づいたんだけど、今家買おうって人達の共通認識はたぶん、「価格上昇」予測なんだ。
値段は欲しいと思う人が多い時期は高くても売れる。


この前までいつものスーパーでレタス1個300円近くでスカスカの売ってたけど無くなってた。今は88円でもずっしりしたのが余ってる。むろん量が少ないから高かったんだろうけど必要な人は嫌でも買う。
レタスやキュウリは(そういえばほうれん草は高い時の4割くらいになってる、どうでもいいが)高い時は我慢してもまた安い時が来るだろうと思ってるし、別にレタス食わんでも困らん。天候に左右されるものだし、雨ばかり降ってたからそのうち晴れるとたいていの人は思ってる。

それはさておき、世界の主要通貨発行国がそろって財政の巨大な発動で、目先のCOVID19による打撃を弱めようとしているのだから、貨幣の価値が低下する可能性は大きい。
小売り・飲食・旅客業など直撃に近い影響を受ける部門と外出を自粛する行動制限に対する補償(日本は残念ながらそうではないみたい、メルケルの演説に見られる真摯な考えは西村とかの軽薄な会見からは、微塵も感じられなかった)、そしておそらく最大の目的は特に欧米では暴動の防止だっただろうと考えている。
明日子供に食わせるものが無ければ何するかわからんのが人間。

それはともかく、今家を取得しようと考える人たちは、ほとんどの場合COVID19による影響を現時点では大きくは受けていない。何らかの動機があって、かつ将来の価格上昇に対しての懸念が後押ししていると思う。
簡単に言えばCOVID19の恐怖よりローン返済の恐怖のの期間方が動機づけとして、勝っている人たちなのだ。

理由は簡単でCOVID19もしょせんは感染症でおそらく、人類にとっては地球温暖化より小さな問題と考えられるし、特に日本では幸い今のところ欧米のような致死率にはなっていないからだろう。
何かで見たがネアンデルタール人由来の遺伝子(欧米に多いらしい)が関係してるらしい。つまり運が良かっただけで政府や専門家が優れているとはお世辞にも言えない。そんなわけだからこそ、しょせんは風邪と同じコロナウィルスで長くも3年くらいで収束すると多くの人は考えるしかないだろう、僕も同様政府に期待感は持ってない。

住宅取得に関して現金用意できる人なら、低価格の時狙って買う、そこまで用意できていなけれ低金利狙って買う、足して考えると今より高くなると考えるなら、低金利のうちに買ったほうがいい、ローンを返すには30年近くかかる、そうした圧力がある。自己責任で選択するしかないから目先のCOVID19によるリスクより住宅購入選ぶ。


今回のアメリカの選挙の報道見てると、どうもトランプは分断をあおってバイデンは融和路線という図式みたいに感じたし、融和を図るのが正しい方向みたいな論じ方が多かったように思えた。
でもアメリカ人の約半分は正しくもないトランプの政策やら指針を支持していたと考えるのであれば、アメリカ人の半分はバカで間違った考え方をしてると考えるに等しいのではないか。実際とトランプ政権でアメリカの経済は絶好調だった。雇用も増えたようだ。

人としての尊厳とか何かプライドみたいなものがあれば、健康でありさえすれば何らかの仕事をして食い扶持を確保したいと考えるのが正常だろう。政府というか何かしらの公的扶助に頼るのは最後の砦と思ってる人の方が多いと僕は信じてる。そう思うとトランプの支持層が半数いるのは理解できるのかなと考えた。

トランプがやり過ぎたのは、COVID19に対しても、中共に対するようにディールが可能と過信したこと、今目前で困窮している層(必ずしも経済的とは限らず)に対するケアを軽く見過ぎたことなのかと思う。相手がウィルスなら脅しも通用しないし感情もない。逆に人間なら尊厳を気づつけられれば人は命懸けても抵抗する。

出自はともかくとして、苦労して地位を築いた人は(我が国の首相も自称苦労人ではあるらしいが)スタートがどこで荒れ自と同じ努力をすべての人ができるしやるべきだと思っているみたいだ。

アメリカほどではないと信じるが日本でも格差は確実に開いている。

不動産価格は資本と労働力と土地で生み出す価値から逆算する。土地と資本は労働力と同じ配分を受け取るとしたらどうなるか、考えなくてもわかる。資本主義はそれを是としてきたし、これから根本的には変わらないのだろうから、格差は生まれる。それをどう受け止めるかは一人ひとり異なるのだろう。

声が大きい存在が正しいとは限らないし、人々はそこまで無力でも無知でもない。
たまたま生を受けた時の環境が比較的恵まれていても謙虚であるべきだし、施しをすることが必ずしも善でもない。
徒手空拳でもめんどくさくても進まなくちゃなんない、ゴールは未定とそういう気分なのだ。


 

2020/11/09

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