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施餓鬼会中止の図

月命日でもあり、本来なら施餓鬼会が催される日程で墓参。
合祀の墓所だと誰かが花をあげてるのと、お寺がきれいに管理してくれていて気が楽。
まさか自分が毎月のように墓参に行くようになるとは思わなかったけれど、家から見える場所だし通り道、まあ人生なんてそんなもんだということだ。


施餓鬼会に際しては塔婆を上げるので、いつもだと本堂に結構な人数集まって、ご住職はじめ近隣の真言宗のお寺から20人近くのお坊さんが、小1時間はお経をあげての行事なのだが、今年は早々に中止が決まっていて、お塔婆だけ本堂に取りに行く。

 なんかちょっと異様・・・
朝、比較的早めに行ったせいもあるだろうがしんとした中でお塔婆が畳の上で整列してた。
ふと脳裏に浮かぶのはCOVID19でのイタリアなどの棺の並べられた風景だった。

この辺の檀家さんで古い家が何件かある、苗字は生麦方面が多い。そりゃそうだ山の方には住むところなかったわけだし、などと塔婆を眺めつつ、お願いしてた自分の家の分をピックアップして塔婆立てに運ぶ。
生まれたころから知っている場所、薄気味悪かった場所が今は落ち着くっておかしいね。昭和30~40年代のこの辺知ってる人ももしかしてだいぶ減ったんじゃなかろうか。

感染症や災害はない方がもちろんいいのだが、それもこれも生きてるうちだよな、などと不謹慎にも思いながら線香手向けて帰りましたよ。
明日も生きていかなきゃなんないからね、頑張らないで行こう。

2020/07/14

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