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2020年もあと1日

あらゆる人にとって「時間」だけは公平だという。
だが、今年はその「時間」が実はさして公平ではないことが表面化したような気がする。

僕のような不動産の仕事をしていると、扱うものが基本的には動かせないものなので、扱う時にはそこへ自分が行くしかない。物件見ないで仕事することもできなくはないけど、そんなことしてたら信用なくすだけ。エッセンシャルワーカーという言葉も随分聞いた。リモートで可能な部分もあるけれど、できない部分も多い。

自分が移動して物や人と関わるのが必須な仕事が世の中の大部分なんじゃないかと思っていたら、どうも政治家や政府は違う認識だったみたいで、どこ見てんだろうと感じた。

自助が一番らしいので、言うからには何でも自分でやってもらいたい。
食べ物を用意するのも、その車作るのも、通信網維持するのも、年寄集まって忘年会するのを警備するのも、自分の時間と体を使わないと何も進まない。

いまだに自分と時間使って現場へ行き自分の目と耳で確かめてきたというのを聞かない国のトップ。
パンケーキ食いながら人づての話だけ聞いてるアンコみたいな仕事してたらそりゃ支持率落ちるさ。


リーダーが無駄にした時間は戻らない。
前任者は頭悪かったが、今回はタチが悪い。

人の時間を奪って自分の欲求を満足させるのは、かつての上司の経済学者もどきにまなんだのだろうか。
今更ながら 「市場と権力」佐々木実のエントリー の事思い出す。

考えてみればかのヘンテコおじさんが跋扈し始めてからおかしくなったような気もする。

非正規なんて言葉も広まったのはそのころからの気もする。
同じ時間同じような仕事しても非正規とはなんぞや?
他人の時間を収奪しただけで、守れる人だけが守られる。

たぶん時計を逆に回すこともできたのだろう。善悪は置いといて。

今回の感染症はワクチンや医療に届かない国や人から時間を奪っていく。
もしかすると、ウィルスが人格と思考方法をコピーしたのではなかろうか。

2020/12/30

 

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