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PRICELESS@東京20230419

歳を重ねてくると、次第に旅立つ人も増えてくる。友人であったり親戚であったり。
この道程は誰も避けられない。
子供のころそろばん塾に行くとき降りて行った龍泉寺のお墓の横の階段。なんとなく恐ろしく駆け下りたり、子供にとっては結構な回り道して避けたりしてた。
今はむしろお寺に行くと落ち着くんだから人間不思議なものだ。
限られた持ち時間をどう使うかの違いで、身長10メートルの人もいないし体重1トンの人もいない。さして変わりのないカラダとアタマでこの世にでてきて、何か残したり残さなかったりしつつ去っていく。

できるだけ金銭的に豊かな暮らしを目指す人も、お金より時間を大切にしたい人も、自由に生きたい人も、それぞれの持ち時間と能力は大差ない。
自分に与えられたカラダとアタマを使っていつ来るかわからないゴールに向かって進んでいる。
誰かに価値があって誰かに価値がないとか比較しても仕方がない。
自分が認識できなくなれば他者の存在も認識できないのだから自分のほか自分はわからない。
おそらくそれでは生き残れないので社会を作ってきたのがヒトなのだろう。

あれをすればよかった、あれはしなければよかったと振り返っても戻れない。
今できることをできる限りやるしかない。
pricelessなできことは振り返ってそうだと気付くだけ。

人は残り少なくなるとそのありがたさがようやくわかるものなのであります。

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