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Yahoo個人ニュース 遠藤誉「習近平はなぜ香港国家安全維持法を急いだのか?」読んだ 2

遠藤誉先生、ヤフーニュース「習近平はなぜ香港国家安全維持法を急いだのか?」

後段の「一国二制度」の解説は目からウロコ。
判っているつもりでいたが、最近の報道が「香港民主主義の危機」とばかりなのでうかつもなんとなく「そうだそうだ!」みたいになっていた。
民主主義と共産主義ではなく、経済の資本主義制度と社会主義制度なのだった。

                          人民網

中共は国名にある通り、自らの立ち位置は民主主義以外の何物でもない。
それは資本主義経済体制における民主主義とは様相が異なっている。そういうことだ。

民主主義とは何か?みたいな話になってしまうが、権力への批判は許されず、情報も統制されているのが民主主義と思っている我々には理解できないが、少なくとも都市部の市民にとって中共の提供する民主主義は結構いいじゃないかということなのだろう。王朝時代に比べればましだということかもしれないし、現実にさほど不自由はないということなのかもしれない。

ロシアも形は違うが、独裁者を受け入れている気がするし、中共も同じだろう、西欧と異なる価値観がそこにある。

ともあれ、今回遠藤先生の信じる「民主主義」とは異なった民主主義(独裁に見えるのだが)を報じる国と資本主義の権化アメリカがともに、COVID19による経済的な打撃でどのように動くのか。

BS1スペシャル シリーズ コロナ危機「グローバル経済 回復力の攻防戦」

この番組の中で ニーアル・ファーガソンが最悪のシナリオとして懸念を示していたことで、かつ番組中でも取り上げていた、大恐慌から第二次大戦へのプロセスで起きたことと同様の事態として、互いに異なる「民主主義」を奉ずる国家同士が武力によって、内政の危機を解決しようとするリスクは高まっているのかもしれない。

望むところという気持ちもあるが、現実には平和でのほほんと残り1/4位もない人生を終わらせたい本音でいえば、往時のようなことにならぬよう経済を何とかしてほしいと思うのであります。

大著ゆえに読み出すことができずにいるフーバー回顧録「裏切られた自由(邦題)」も読まないといかんな・・・

2020/07/08

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