土地家屋調査士連合会の機関誌に連載されていたということで興味ひかれて読んでみた。
コラム的に連載されていたもののようで読みやすい。逆に言えば内容は少し物足りない感じ。
市町村の合併等によって失われた地名やその経緯は興味が惹かれる。
身近な例で大田区が大森区と蒲田区の合併地名というんことは割と有名。
飛鳥時代ぐらいから続く評・郡制からの変遷なども興味深い内容。
それよりも面白いのはこの著者かもしれない。
同じ横浜出身、大学は違うけれどドイツ文学専攻という点は共通点。
多分あまり大学での学業は熱心だったとは思えず・・・
道端に落ちている境界石や道祖神に惹かれるタイプなんだろうなとニヤニヤしてしまう。
地名愛というか地形や土地の来歴に妙に心惹かれてることがなんとなく読み取れておかしい。
苗字は割と地名由来が多いので、土地の名前に興味ひかれるということは、そこに住む人間・歴史に惹かれるということ。
私も同じなのですが、スタイルは違うとはいえ興味を惹かれることを仕事にできるというのは得ですね。
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