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「地政学で世界を読む」ズビグネフ・ブレジンスキー

日経ビジネス人文庫

時間が無くてやや駆け足で斜め読み。
最近何かと登場するキッシンジャーと並び称されているブレンジンスキーの30年近く前の本である。
今読む必要が差し迫ってありそうなのは第4章だけなんだろうけど、全体を読まないと著者の立ち位置が理解できない。
それにしても元の文章がそうなのか翻訳者の文体なのか知らんが読みにくい。分析的な内容なのにセクションの切方が適切でないような気がした。この手の著作をあまり読まない自分のせいかもしれないけれど。

立ち位置がアメリカの国益にとってどうか?しかないので途中で嫌になってきた。ロシアの人にもウクライナの人にも家族があり夢があり希望もあるのであります。

現状で、キッシンジャーがウクライナの問題には西欧・米国にも責任があるという趣旨で発言したと聞くが、そりゃこんだけ自分とこ中心で物事見てたとしたら、この世での残り時間が少なくなってくれば本絵で言いたくもなるのかもしらん。
キッシンジャーは中共を見誤った可能性は言わんだろうけど。

本書を読むと旧ソ連から今に至る、アメリカにとってのウクライナともちろんユーラシア(旧大陸)の戦略というか考えの理解は、自分のような門外漢にも多少は理解できる。
ただ、なんか違うという気分はぬぐえない。

著者はポーランド出身であり、アメリカでそこそこの立場にある人物であったことを考慮しないといけないのだろうと感じた。

よく読んでないのでこの辺で。
☆2

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