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「日航」123便 墜落の新事実」 青山透子

その時僕は伊豆にいました。キャンプしてたんだよね。

事故から38年、一般にボーイング社の修理ミスということで決着しているが、いまだに真相はよくわからない事故のように思う。
真実は僕たちが、というより遺族含めて関係者の存命中につまびらかになることはないのだろうと思っている。
航空産業は第2次大戦の敗戦により、アメリカによって禁止され、それまでの蓄積もガソリンかけて燃やされてしまった産業であり、占領が今でも続いていることの象徴みたいな産業だと思っている。首都の空を主権国家たる日本が自由に使うことができないのだから、アメリカが何を言おうと事実は占領の継続でしかない。

宗主国たるアメリカの、ボーイングが自首したんだからおしまいということなのだろう。

著者の意図はよくわからないというのが率直な読後感。
事実を求めてまとめるのであれば、著者の思いは理解するとしてももう少し書き方があるのではないかと感じた。
目撃証言が証言であるようにきじゅつするのであれば一定の証言記述フォーマットに則り、時間場所人物を一覧とし、場所を図示して第三者的に理解しやすくする方がよいのではないだろうか。
他にも著書もあるようで本来は目を通してからにすればよいのだろうが本書に関しては、気持ちが7先走って事実の記述が不鮮明になってしまっているような気がした。

本件に関して今年も裁判が行われていることは全くと言っていいほど報道されない。
みんな自分がかわいい。それでいいのかと思う契機にはなるかな。

☆2

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