寒い１日になった。
暑かったり寒かったりで、春が近いといえばそうなのだが今年は例年になく寒暖差が激しい。
このところ少し寒かったり雨だったりで毎日のように通っているのに、総持寺の桜に気づいてなかった。
熱海や大井町などでは、ああ咲いたぁとか感じていたのに、地元である意味目立つ桜に気づかないとは不思議なものである。

見慣れた景色だから、わずかな違いに気づかず通り過ぎていたのかもしれない。
大人になると（老人か）昨夜の食事を思い出せないことが多いのは、子供の時と異なり感動がないからと何かでやっていた。
僕の場合は朝の食事は毎日同じなので思い出すも何もない。まったく変わり映えしないのだから。
昼は外食も多いので夜までは覚えていることが多いが翌日には忘れてる気がする。
夕食はそれなりに変えているはずなのだが、寝る前には何食べたか思い出すの大変ということがしばしばある。晩飯に感動はないものな。

世の中の出来事も多分同じ。いつの間にか少しずつ変わっていることには気づきにくい。
スーパーの食品がいつの間にか少し値上がりしてたり、量が減っていたりして、振り返るとなんだか２割くらい高くなっているような気がする。税金や保険料も何となくだけれど負担感増加している気がする。ゆでガエルなんだな。
若くて社会経験が少ない人の方が変化には敏感かもしれない。
振り返れば平成３年あたりに社会人なった人でももう５０代中盤でおっさんおばさんになって、その社会人生活がずっと不景気なんだからそこに適応していて、その中でアベノミクスやらCOVID１９対策やらでばらまかれたマネーをうまく使うことできているかもしれない。
団塊ジュニアの世代で優勝劣敗みたいなことが顕著に起きているのではなかろうか。

過ぎてしまった時を思い起こせばいろいろあるが、少しの変化に気づかなかったことがもったいない気もする。
金儲けにあまり関心がなかったので今苦労しているけれど、何とか生きていくことはできている。
ぼちぼちあちらに行った同級生も増えてきていること考えればどうでもいいことかもしれないけれど。